今日TOCANAに掲載された私が執筆した記事は、ラニーニャ現象が発生して今後は大地震が増えることを予測している。
また今朝は福島県中通りで最大震度4の地震が起きたが、エルニーニョ/ラニーニャ/黒潮といった海洋現象との関係を発見したので紹介する。
■ラニーニャ現象
まず、今日出たTOCANAの記事は、『【警告】最近の有感地震・噴火連発は「巨大地震の前兆」だ!! ラニーニャ現象、夏の猛暑… 3.11と同じコース!』と題したもの。
10月以降に千葉県北西部地震など地震が頻発しているが、これはラニーニャ現象の発生と同期していることを書いている。
まず下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
現在はラニーニャ現象と黒潮大蛇行が発生しているが、昨年12月~翌年2月に東北・北陸・山陰で豪雪が起きた。
この冬も同様に大雪には注意した方が良いだろう。
黒潮大蛇行の発生中は関東地方でも雪が降りやすいという科学的研究もある。
■福島県中通りでM4.9
今日未明に、福島県中通りでM4.9、最大震度4の地震が起きた。
2021/11/09 01:19:福島県中通り、M4.9、最大震度4
昨日の記事で書いた、うちのポータブルTV画像乱れは、この地震の前兆だったようだ。
普通福島県あたりのM4クラスの地震では東京で体感など地震前兆が発生するという判断に慎重になる。
だが、この地震は内陸地震で茨城県寄りだったこともあって、前兆が起きたようだ。
■福島県の地震と海洋現象
ちょうどTOCANAでラニーニャ現象の記事が出て、福島県で地震が起きたので、以前から疑問に思っていたことを検証してみた。
現在発生中の黒潮大蛇行は、関東沖あたりから日本の東岸を離れて東の大平洋の中心の方へと向かう。
そうなると、果たして福島県あたりで起きる地震が海流の影響を受けるだろうか、ということ。
そして、今日もまた、新たな発見をしてしまった(と思う)。
福島県の大地震…といっても、ほとんどは福島県沖で起きるので、福島県沖の大地震と言った方が良いかもしれない。
1919年以降に福島県で起きたM6.0以上の地震の発生時に、エルニーニョ/ラニーニャ現象/黒潮大蛇行が発生していたかを調べてみた。
すると、下記のような結果となった。
まず、エルニーニョ現象が発生中には福島県で大きな地震は起きない。
現在起きているラニーニャ現象の発生中は、期待値の2.5倍も多くの地震が起きている。
そして現在起きている黒潮大蛇行の発生中は、期待値の1.5倍と、これも多い。
また、現在のようにラニーニャ現象と黒潮大蛇行の両方が発生している時には、116件中34件と、これも多い方だろう。
つまり、ラニーニャ現象と黒潮大蛇行が発生中の現在は、福島県あたりで大きな地震に注意した方が良いということになる。
■M7クラスの地震は
以上のデータのうち、特に大規模のM7.0以上の地震は8回起きていたが、うち黒潮大蛇行発生中は4回、ラニーニャ現象発生中は7回も起きていた。
そうなると、今日のTOCANAの記事で書いたように、特にラニーニャ現象が発生中は大地震が顕著に多くなるということが、福島県の地震に絞っても言えることになる。
データまで示すと真似っ子されるかもしれないので、それはnoteの方ででも行いたい。
※この時が迫りつつあるので、目が黒いうちに人の命を助けられるような様々な研究を続けていきたい。