昨夜から今日にかけて、チリ、オーストラリア、ニカラグアでM6クラスの地震が相次いだが、これだけ大きめの地震が続いた理由は、説明がつく。
また今後日本で大きな地震が続く可能性を考えてみる。
■チリでM6.4の地震
まずチリの地震だが、チリではM8クラスの巨大地震も頻繁に起きるので、M6クラス程度の地震は大げさに捉えることはないということで、詳細は省く。
2021/09/21 22:14 JST
規模: M6.4
深さ: 17km
上記マップは米USGSの、20時現在の過去24時間の世界のM2.5以上の地震の震源分布。
■オーストラリア南部M6.0
次に、オーストラリア南部メルボルン近くの内陸で起きたM6.0の地震。
2021/09/22 9:15:メルボルンの東約100km内陸、M6.0
(USGSではM5.9)
M6.0といっても、日本でも都市部などでは大きな被害が出る地震となり得る。
特にオーストラリアは後述するように大地震が滅多に起きない国で、建物の耐震性も日本ほど厳格ではないだろう。
下記のCNNニュースによると、メルボルンでこれほどの規模の地震は数十年ぶりだったという。
市民の多くは、家が揺れただけで驚いてショックを受けた。
英語だが下記のYouTubeニュースを見ると、大変な騒ぎであり、また建物の損壊もあったようだ。
建物の壁のレンガが崩れ落ちたり、店の商品が多数落ちたり、混乱の度合いが伺える。
オーストラリアは地域によって異なるが、同国第2の都市であるメルボルンを含むヴィクトリア州は、まだロックダウンの最中のようだ。
■オーストラリアの大地震
オーストラリアで大規模な地震が起きるのは、非常に珍しい。
下記のGoogleEarthマップでは、1900年以降のM7.0以上の地震の震源を白丸で示している。
このように、オーストラリア大陸はオーストラリアプレートの中心部にあり、プレート境界から遠いこともあり、歴史的に大きな地震は少ない。
同じ縮尺で、日本を見てみると、こうなる。
日本がどれだけ「地震の巣」か、一目瞭然だ。
上記の地震マップでは、オーストラリア大陸の内陸も沿岸も、まったく起きていない。
日本でもどこでもそうだが、下記の昨年のTOCANAでも書いたように、パンデックの最中に甚大な被害をもたらす大地震が起きると、大混乱が生じる。
たとえば、今年南海トラフ巨大地震や首都直下地震が起きたらどなるか?
そういうことも、あり得ないことではないと想定しておかなければならない。
■ニカラグアでM6.5
次は、中米ニカラグアで起きたM6.5の地震。
M 6.5 - 78 km SW of Jiquilillo, Nicaragua
Time: 2021-09-22 09:57:08 (UTC)
2021/09/22 18:57 JST
Location: 12.160°N 87.854°W
Depth: 30.7 km
M6.5で沖合だから大きな被害はないだろうと思って検索してみると、そうでもなさそうだ。
だが、画像や動画を検索しても、オーストラリアの地震とゴッチャになっていたり、過去の動画のフェイクだったりするので、紹介するのは控える。
■なぜ大地震が連鎖?
昨日9/21は満月だったが、いつも「満月トリガー」でこんなに大きな地震が多く起きるわけではない。
そこには何かしら要因があるわけで、これもその一つだろう。
天体配置で、「カイト」形ができている。
内角が30、60、90度の直角三角形ができる形だ。
占星術をやっている人々からはあまり同意を得られないが、私は「星占い」で地震を予測しているつもりはない。
以前から言っているように、このカイトが大地震の発生時に最も良く見られるものだ。
このカイトが数日前からできていたのが、一つの要因だったのかもしれない。
■今日の前兆現象
今朝の1本目で様々な前兆現象について書いたので、そちらで書いたことは省略する。
9/22 11時頃、うちのPCの前に小さなクモが降りてきた。
地震の前に天井からクモが降りてくることは良くあるが、今日は1匹だけなので、何とも言えない。
ばけたんは、下記の通り、今日も多い。
15時台:赤1回、青0回
17時台:赤1回、青1回
18時台:赤1回、青1回
19時台:赤1回、青0回
20時台:赤1回、青0回
ラドン濃度は、今朝の19から更に下降して、21時時点で16になっている。
体感は、耳鳴りが今朝からずっと強いままだ。
関東圏、起きそうで中々起きない。
こういう時には、強めの地震が起きる前兆かもしれない。
※話題の『私が見た未来 完全版』、今予約すれば発売日の10/2に届くはず。