昨日の報道で、8/13に噴火した小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火は、世界で数年に一度しか起きない驚愕級の「プリニー式噴火」だったことがわかった。
■福徳岡ノ場
以下は、火山学者の静岡大学防災総合センター小山真人教授のコメント要約。
・「プリニー式噴火」は20世紀の日本では桜島大正噴火(1914)、北海道駒ヶ岳噴火(1929)と2例しかない。
・海底カルデラの陥没による津波、火砕流が海上を突進して硫黄島などに大きな被害が出る恐れもあった。
・福徳岡ノ場でここまで大規模な噴火が起こるとは専門家だれも想定していなかった
・伊豆・小笠原諸島の海底火山は、今回のような危険な噴火を引き起こすポテンシャルをもつことが再確認された。
ということで、この海底火山噴火は決して軽く見てはいけないものだということがわかった。
私が「大災害シリーズ」と呼ぶ過去の大地震・噴火が続いた期間では、このような海底火山噴火や火山の隆起があった。
たとえば、昭和期の東南海地震の1ヶ月前には、昭和新山の噴火による隆起があった。
東日本大震災が「平成・令和期」の始まりとすれば、福徳岡ノ場の噴火によってそろそろ本格的に始動するのかもしれない。
■東欧でクラゲ大量出現
東欧クリミア半島のアゾフ海に面した海岸に、大量のクラゲが打ち上げられているというニュースがあった。
クラゲは毎年現れるが、今年は数千匹という異常な量だという。
専門家は、水温上昇の結果クラゲが繁殖しやすい環境になっているのではないかという。
下記の動画は8/25に撮影されたもの。
■クラゲの地震前兆?
過去の大地震の前に、このようにクラゲが大量に出現した事例はあっただろうか?
1999/08/17のトルコ大地震(イズミット地震、トルコ北西部地震)の前後に、クラゲが大量発生した記録がある。
このM7.6の地震では、犠牲者が17000人あまりで、約60万人が家を失うなど甚大な被害をもたらした。
アゾフ海では、年々クラゲが増えてきているというので、地震前兆かどうかの判断は微妙で、地震ではない可能性もあるが、トルコのケースもあったので一応紹介しておく。
下記のナショナル・ジオグラフィックの記事によると、大地震の発生後にクラゲ以外にもカニの遺骸も海岸で多く見られたという。
この記事では、MITのアメリカの地球物理学者であるRobReilingerがコメントを寄せている。
それによると、
マルマラ海でイスメット・コユンが見た閃光は、湾内の堆積物から放出されたメタンガスが爆発した可能性がある。
ゴルジュクで見られた絶命したカニとクラゲは、破裂の直前に地殻の岩から水中に浸透したラドンガスによって息絶えた可能性がある。
■今日の前兆現象
まず、最近の頭痛体感より、8/25(水)~27(金)に関東圏で地震を予測している。
そして既に起きた地震(距離は小平市から震源)としては下記の1回がある。
2021/08/25 16:14:茨城県南部、M4.0、最大震度2、69km
2021/08/27 05:46:茨城県沖、M4.8、最大震度3、146km
2021/08/27 05:49:茨城県沖、M4.4、最大震度3、146km
2021/08/27 09:49:茨城県沖、M3.8、最大震度1、146km
2021/08/27 13:16:栃木県南部、M3.1、最大震度1、130km
このように、2日間にわたった強い地震の結果として、関東で小規模だが多くの地震が起きた。
また、昨日の記事で書いたラドン濃度の推移で、判断が誤っていたことがあった。
8/25 04時~:13
8/26 04時~:14
8:26 16時~:13
8/26 18時~:12
8/26 19時~:11
「今朝から少しずつ下がり始めているが、まだ発震スタンバイまでは行っていない」と書いたが、そうではなかった。
前述のように、関東でM3~M4クラスの地震がが4回も起きていた。
11が一つのボトムだったのだ。
今後はもっと慎重に判断することにします。
それから、マリアさんが今日のブログで、非常に重大なことを書いている。
2021-08-27 12:00の「重大なこと‼️ 注意してください‼️読んでください‼」と題した記事。
前述の大災害シリーズでも、浅間山が噴火したあとで南海トラフが動いたりしていて、これから噴火するとなると要注意だ。
※観音様のお告げで掘り当てたという、伊豆・奥下田の「観音温泉」。
湯治と飲泉によって様々な病気が改善したというが、アントニオ猪木氏も数ヵ月湯治していた。
かなりの軟水で飲みやすく美味しい。