記録上最古の富士山噴火はいつ起きたかというニュース記事が昨日掲載されたが、富士山の噴火と巨大地震の発生の関係についても説明する。
■最古の富士山噴火
7/31の『現代ビジネス』で、「記録上最古の富士山噴火はいつ起こった?」という記事が掲載された。
記録上最古の富士山噴火はいつだったかという内容だ。
それは、781年7月31日だったという。
この記録は、『続日本紀(しょくにほんぎ)』に載っている。
この噴火の日付までは知らなかったので、下記のnoteに追記した。
『地震前兆マガジン』の「【研究】大地震・火山噴火はスーパームーン・日食・月食の時に最も起きやすい」という記事。
これは膨大な量のデータ集で、過去に世界で起きた大地震・火山噴火などが、どのような月齢や日食・月食・スーパームーンのような月相のもとで起きていたかを調べたもの。
これまでの集計では、富士山の噴火は満月・新月の数日前後以内に起きていた。
1回だけ、1707年の宝永大噴火では、スーパームーンの後に起きていた。
火山の爆発規模の大きさを示す火山爆発指数(VEI)は5と、世界で50年に一度くらいしか起きない大噴火だった。
このような稀な特大噴火が、スーパームーンの直後に起きていたことは、「たまたまでは無いな」と感じるところのものだ。
■宝永大噴火と宝永地震
この記事にあるように、この噴火の49日前の宝永地震は南海トラフ巨大地震と言われているが、この地震が引き金になったとも言われているという。
もちろん、「たまたま」このような巨大地震と超大噴火が同じ時期に起きるわけはない。
これは、以前はともかく、最新の火山学や地震学でも認められていることだ。
このような巨大地震では、多くが近隣の火山噴火を誘発するということも言われている。
また、逆に大規模な火山噴火の後で、付近で大きな地震が続くこともある。
ある地域で大規模な地震が発生した時には、その付近の火山の噴火も警戒した方が良いということになる。
あるいは、その逆も同様となる。
明日から2泊3日で、父の墓参りと諏訪大社参拝のために諏訪へ行くので、今日は手短に終わることにする。
8/2~8/3は、おそらく宿でブログを書く余裕はあるだろうが、約束はしないでおく。