あと1週間足らずで1923年の関東地震(関東大震災)発生から98周年の日になるが、この地震の前に日本付近でどのような地震が起きていたかを見てみる。
■大正関東地震
「関東大震災の前に何が起きていたか(1)」としたのは、今日は時間の関係で深く調べられなかったので、明日以降も続くという意味がある。
まず、関東地震の詳細は以下の通り。
1923/09/01 11:58:神奈川県西部、M7.9、深さ23km、最大震度6
「関東地震」または「大正関東地震」と呼ばれ、それによる災害の名称は「関東大震災」とされる。
このように、北は函館市(震度2)、西は島根県浜田市(震度1)まで広範囲で揺れた。
震源は神奈川県西部とされているが、これは諸説あるうちの一つで、定説となっていない。
この日の正午の2分前に地震が発生したが、その後の半日で、下記マップのように多数の有感地震が発生した。
余震の中には、M7クラス1回、M6クラスが多数含まれる。
■前震?前兆地震?
次に、関東地震の前に前兆的な地震が起きていただろうか。
下記マップは、1923/08/25~08/31の1週間前からの有感地震の分布。
ただし、どれも正確な規模が不明で、震度だけが記録されている。
これらの地震が前震だったかどうかははっきりわからないが、1週間でこの程度は普通だったか、または少な目か?
このような地震が起きたからといって、大地震の前触れだと思う人はいないだろう。
では、もう少し範囲を広げて、関東地震の前月1ヶ月間で起きたM3.0以上の地震を示す。
1か月間でこの数は、そう多いとは言えない。
というか、よく言われる「静穏期」で有感地震が少なくなっていたのだろうか。
これについては、今後さらに調べてみたい。
特に目につくのは、2週間前以降に福島県沖でM6.0、茨城県沖でM5.9、そして栃木県南部でM4.3の地震が起きていたことだ。
これらはいずれも太平洋プレートの沈み込みで起きていたようだ。
関東地震の発震メカニズムも諸説あるが、地震調査委員会では、フィリピン海プレートの沈み込みによって生じたプレート境界での、北米プレートの跳ね返りによって発生したとしている。
そのような地震の前に太平洋プレートの沈み込みで地震が起きていたことは、大地震との関連があるとしても解釈が難しいだろう。
今日の調査はこの辺にしておく。
■今日の前兆現象
まず、最近の頭痛体感より、8/25(水)~27(金)に関東圏で地震を予測している。
そして既に起きた地震(距離は小平市から震源)としては下記の1回がある。
2021/08/25 16:14:茨城県南部、M4.0、最大震度2、69km
次に、ハムスター運動量は、今朝は5610回と昨日より減った。
対応する地震はまだ起きていない。
うちのラドン測定器のラドン濃度は、以下のように変遷した。
8/25 04時~:13
8/26 04時~:14
8:26 16時~:13
8/26 18時~:12
8/26 19時~:11
今朝から少しずつ下がり始めているが、まだ発震スタンバイまでは行っていない。
イオノグラムは、まず昨夜のものを再度載せておく。
右上の国分寺がもっとも強く出ていたが、対応する地震は起きていない。
後述するように、国分寺はまだ起きそうな波形となっているので、長めの前兆だと要注意かもしれない。
今夜のイオノグラムは、下記の通り19時と22:15時点のものを載せておく。
このように、どの観測点も強めのデータとなっている。
特に国分寺と沖縄付近で強めの地震が起きるかもしれない。
ただし、震源が両観測点に近いほど規模は大したものではなくなる。
まだ満月から4日後なので、大きめの地震が起きる可能性は、まだあるだろう。
寝る時に天井で「星空」を眺められる「プラ寝たリウム」