今日は福島県沖でM5.0→インドネシアでM6.1の地震と続いたが、フィリピン海プレート上でまた東日本あたりへの揺れ返しのパターンがあるのかどうか検討する。
■今日の天体配置
まず、事前に周知すべきだったが、今日7/10には天体配置で下記のように「調停アスペクト」(30度・60度の直角三角形、緑色線)ができていた。
同時に、「Tスクエア」と呼ばれるアスペクト(45度・45度の直角三角形、ピンク色線)もできていた。
これまでの研究では、世界で起きる大地震の多くは、この「調停」またはその組み合わせによる「カイト」などの天体配置のもとで起きていた。
Tスクエアについては、まだ多くのデータを吟味していないので、大地震との関係の傾向は未知数だ。
そして今日7/10は新月だったが、そのトリガーも重なったために各地でM5~M6クラスの地震が起きたと思われる。
■次の「調停」
同じ意味で、4日後の2021/07/14 0:00前後には、下記の図のように二重の「調停アスペクト」ができるので、注意が必要かもしれない。
まだ新月の影響はあり得る時期だ。
さらに「調停アスペクト」はその後も続き、2021/07/20 0:00には「カイト」ができる。
こういう説を唱えている人間は日本で私ぐらいかもしれないが、もちろんある程度の「根拠」はある。
■「カイト」と大地震
2018年のTOCANAの記事で、過去の巨大地震発生時に、この「カイト」ができていたことが多かったことを紹介している。
記事中で挙げた例としては、白鳳地震(684)、関東地震(1923)、アッサム・チベット地震(1950)、十勝沖地震(1952)、ゴビ・アルタイ地震(1957)といったM8クラス以上の巨大地震がある。
また、規模は小さくなるが、熊本地震(2016)、北海道胆振東部地震(2018)といった近年の大きな被害地震の際にも、カイトができていた。
こういうことは、あくまでも大きめの地震が起き得るかもしれない可能性として検討しているのであって、「絶対に大地震が起きる」といった先入観に凝り固まった予測とは異なる。
ただ、「カイト」のような4つの天体が絡む複雑な天体配置は、そう頻繁にできるものではないということも付記しておく。
このような研究は、「占星術」や「占い」とは全く異なるアプローチによるものだが、ただ一部は占星術の技法を拝借しているということは言えるだろう。
このような法則性があるとすれば、それは現代の自然科学ではわかっていない何らかの「力」が働くということかもしれない。
■インドネシアM6.1
今日起きた、福島県沖M5.0とインドネシアM6.1の地震の震源を下記のGoogleEarthのマップ上で示す。
そのため、「地震連鎖はこれで終わり」のケースもあるが、その後にまた今度はフィリピン海プレートの反対側の東日本で大きめの地震が起きる可能性もある。