さきほど伊予灘でM5.1、最大震度4の地震が起きたが、このくらいの規模の地震は西日本の大地震に繋がることが多いので注意が必要だ。
■伊予灘M5.1
さきほどの地震の詳細は以下の通り。
◎2021/07/17 20:50:伊予灘、M5.1、最大震度4、深さ80km
伊予灘でM5クラス以上の地震が起きたのは、2014/03/14のM6.2以来だから、7年ぶりとなる。
最大震度4ということで、特に被害がなく津波の発生もなく終わったようだ。
■フィリピン海プレート沈み込み
それでも、この震源域でこの規模の地震が起きた際には、その度に以下に述べるようなことを考慮しておく必要がある。
下記のマップは、弘瀬冬樹氏Webページ上のフィリピン海プレート沈み込みを示す図。
この図を参照すると、ちょうどプレート沈み込みの最深部に近いあたりが震源だった。
■大地震の前兆のケースも
この震源域でM5クラス以上の地震が起きると、個人的には「要注意か?」と身構えることが多い。
このことは自分のnoteマガジンの今週号ででも詳細データと共に解説しようと思っている。
特に、西日本のフィリピン海プレートの沈み込みあたりが影響を受けて大きな地震が起きやすい。
後に続く地震が、南海トラフであることも過去にはあった。
ここでは、昭和東南海地震の前の例だけを示しておく。
・1944/06/07 19:15:伊予灘、M6.0,最大震度4
・1944/12/07 13:36:昭和東南海地震、M7.9、最大震度6、犠牲者・行方不明者1223人。
これだけ見ると、半年のタイムラグがあるので「たまたま」ではないかと思われるかもしれない。
私が他人ならば、同じくそう思うだろう。
だが、私のnoteマガジン(明日あたり発行予定)で示すような他のパターンを見てみると、半年後くらいに連鎖するパターンが多い。
このように、地震という厄介な事象を探る際には、近視眼的に見ているだけでは「傾向」は見えてこないことが多い。
今すぐには起きないとしても、半年後くらいは時間の幅をもたせて考えていて、その頃に黒潮大蛇行が終わっていれば「連動」もあり得ることになる。
たとえそうでなくても、特に西日本はしばらくは大きな地震に注意した方が良いだろう。
星5つが気になるが、自分もお試しで買ってみようかなと、とりあえずカートに入れた。