宮城県に上陸して日本海へ抜け、熱帯性低気圧となった台風8号について、怪しい動きをしたところで地震が起きる可能性があるかどうか検討してみる。
■台風8号の発生後
まず、台風8号は下記の図のように7/23に熱帯的圧から台風になり、7/28に宮城県に上陸して、その後に秋田県沖を抜けて温帯的圧になった。
まず、前半の頃は地震多発地帯の大平洋プレート境界から東へ逸れていて、あまり大きな地震は起きないので気にすることはなさそうだ。
それに比べて、6月下旬にその西方を北上していった台風5号は、「地震の巣」で通過後に起きる地震の震源を縫うように進んでいった。
■台風8号が本土に接近後に地震
次に、台風8号の当初の予想では下記のように北西へ進むところだった。
だが、7/26に多少行ったり来たりしているが、このあたりは大きな地震が起きる可能性は低いのでスルーする。
その後7/27 18時に多少進路を北に変えてきた。
ちょうど茨城県・福島県沖で頻繁に地震が起きるところなので、近く地震が起きる地点を迂回したのかもしれない。
ということで、このあたりが可能性があるということで、ピンク色の丸印で囲んでおいた。
そして今日あたりの地震情報を見ると、GoogleEarthの地震情報には載っていなかったが、地震が起きていた。
0:55に茨城県沖でM4.5、最大震度3、2:35に福島県沖でM4.0、最大震度1が。
だが、7/27 18時の逸れ具合を見ると、茨城県沖あたりでまだ地震があるのかもしれない。
■地震がありそうなところ
次に、7/28 6時に台風8号が宮城県に上陸したが、多少ジグザグの進路を取ってから、岩手県北部で急に西へ曲がって、秋田県沖へと抜けて行って温帯低気圧に変わった。
白丸の地震はすべて台風が通過する前に起きているものなので、無視する。
この曲がり具合では、ピンク線で囲んだあたりで可能性として地震があるかもしれない。
前述の当初の進路予想でも秋田県沖あたりに抜けて行く予想だったが、青森県あたりよりも、むしろ秋田県内陸あたりで地震があるために、このような迂回路となったのかもしれない。
そう頻繁に地震が起きるところではないので、あくまでも可能性として書いておく。
■今日の前兆現象
20:30のイオノグラムを見ると、同じような波形になっていて、多少大きめの地震が1つ起きるのかもしれない。
今日書いてきた東日本のどこかかもしれないが、九州以南の可能性もありそうだ。
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