産業技術総合研究所の地震学者が、次回に起きる南海トラフ地震は300年前の「宝永地震」と同じタイプの地震になる可能性があると発表したので、そのことを検討する。
■宝永地震の再来?
政府・地震調査委員で産業技術総合研究所名誉リサーチャーの岡村行信氏が、南海トラフ地震についての研究結果を、5/31にオンライン開催の日本地球惑星科学連合大会で発表した。
それによると、西日本の太平洋側で想定されている南海トラフ巨大地震を巡り、過去に沿岸を襲った津波の痕跡の分析から、次に起きるのは1707年の宝永地震と同じタイプのものになる可能性があるという。
宝永地震は、1707年10月28日に南海トラフ全域で発生したとされる、M8.4~M8.6の地震だった。
これにより津波も発生し、4,900~2万人以上の犠牲者が出たという。
宝永地震は、紀伊半島付近で破壊が始まり、静岡~高知沖の広範囲が震源域となった南海トラフでは史上最大のM8.6の巨大地震となった。
岡村氏は「地震のタイプによって将来起きる地震の揺れや津波の高さを推定できる」としている。
■宝永期の災害
以下は仮定の話が入るが、そうだとすれば、宝永期に起きた地震・火山噴火といった災害が再度発生する可能性も考えておかなければならないだろう。
その「宝永期」に起きた災害を以下にまとめる。
【月】1703/12/23 06:29UTC:皆既月食
【+8/-7】1703/12/31:元禄地震(元禄関東地震)、M8.1~8.2、津波、犠牲者6,700人(または20万人)。
【日】1704/01/07 02:14UTC:部分日食
【エ】1707~1709年(3年間)
【噴火】1707~1731:フィリピン、タール火山噴火(1707、1709、1715、1729)
【日】1707/10/25 23:30:部分日食。
【+3】1707/10/28:宝永地震(南海トラフ全域)、M8.4〜8.6。
【+4】1707/10/29:宝永富士宮地震、M7.0、犠牲者4人。
【S】17017/12/09:満月
【+7】1707/12/16:富士山宝永大噴火、VEI5。
---【エ】---
元禄地震は、推定では房総半島の南沖、大島の東沖あたりが震源になったと想定されているが、あまり正確なものではない。
ここで注目すべきは、元禄地震は皆既月食と部分日食のちょうど間に起きたこと。
さらに、宝永地震・宝永富士宮地震・富士山宝永大噴火は、部分日食の数日後に立て続けに起きた。
その1ヵ月後にスーパームーン満月があり、7日後に富士山宝永大噴火が起きた。
私が月食と日食を特に重視しているのは、こういうことが過去に多々あったためで、今月6/10の金環日食前後も、何も起きなければそれで良かったと思えば良いだろう。
■南海トラフ全域が壊れる
岡村氏の研究結果のように、次の南海トラフ地震が宝永地震パターンであるならば、南海トラフのほぼ全域にわたって断層破壊が発生した地震であるため、次回も同様のパターンであると想定しておくべきではないか。
ちなみに、私が15年ほど前に初めてマップダウジングで地震予測を行った際に、繰り返しヒットしたのが下記の図のようなところだった。
そこが南海トラフと呼ばれていて、過去に繰り返し巨大地震が発生した震源域だと知ったのは、その後だった。
そのため、自分のダウジングの結果が空恐ろしく感じたものだった。
その私を操る存在が、必死にそのエリアで起きる地震を警告しているのではないかと。
このような「宝永地震」タイプの巨大地震が間もなく起きるならば、やはり国難レベルの大災害が起きるものと想定しておかなければならないだろう。
■酷い頭痛
昨日は、朝から酷い頭痛が収まらず、夜は吐き気もあって、ブログを書くことができなかった。
今日も頭痛が続いていたが、夜18時頃に風呂に入って、やっと頭痛があるか無いかという程度まで収まった。
…と思ったけれど、19時過ぎにまた少しぶり返してきたので、頭痛薬を飲んだ。
「頭痛ーる」アプリを見ると、関東では朝から既に「通常」に戻っている中でこの頭痛は尋常ではなく、やはり週明けあたりに関東圏で強めの地震に注意が必要かもしれない。
■今日の前兆現象
ちび子の運動量は以下の通り。
来週から6月半ばにかけては、世界的に地震・噴火に注意が必要だ。