今日のNEWSポストセブンで、富士山だけでなく北朝鮮の白頭山も噴火の兆候ありとあって、そうなると日本も過去の歴史の繰り返しとなるならば富士山噴火や南海トラフ巨大地震も危なくなってくる。
■白頭山に噴火の兆候?
今日6/17のNEWSポストセブンで、『中国・北朝鮮国境「白頭山」噴火の兆候 火山灰が日本に到達する可能性』と題した記事がある。
火山学の権威で京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏への取材記事だ。
ここで、「富士山は300年ぶりの大噴火に向けた“スタンバイ状態”に入っています」とある。
予め書いておくと、この先生は遠回しに言うと「イケ系」なので。
そうだとしても、「いつかは起きる」ことであり、正常性バイアスを持ってはいけないということで、紹介する。
富士山が噴火したら「ヤバイ」けれど、それを言うならば白頭山は「超ヤバイ」。
韓国全土が火山灰に飲み込まれ、日本でも降り積もる。
北半球の平均気温が最大0.5度ほど上がる。
…ということは、誇張ではなく火山学者による想定の一部だ。
■白頭山噴火で連鎖すること
こうした警告は、私は2019/06/20にTOCANAで執筆した記事で書いていた。
白頭山で火山性地震活動が活発化していた時期に執筆したもの。
ここでは、もし白頭山が噴火すれば、日本や世界にどのような影響があるかを解説した。
この記事で、過去に白頭山が噴火した前後で日本で起きた大地震・火山噴火をまとめていたが、ここでも載せておく。
887年8月22日:仁和地震(南海トラフ全域説)、M8~8.5
888年6月20日:八ヶ岳噴火、山体崩壊により千曲川の洪水で多数の犠牲者
893年3月23日:イラン・アルダビールで地震、犠牲者15万人
893年(917年?):白頭山噴火
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937年:富士山噴火
938年5月17日:京都などで地震、M7
946年11月頃:白頭山噴火、北海道~東北で多量の降灰—
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1596年9月1日:慶長伊予地震、M7.0
1596年5月1日:浅間山噴火、噴石により犠牲者多数
1596年9月4日:慶長豊後地震(大分地震)、M7.0~7.8、犠牲者710人、別府―万年山断層帯
1596年9月5日:慶長伏見地震、M7 1⁄2±1⁄4、京都や堺で犠牲者1000人以上
1597年10月6日:白頭山噴火、ソウルでも地震
1605年2月3日:慶長地震(南海トラフ津波地震?)、M7.9~8
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1666年2月1日:越後高田地震、M6.7前後、犠牲者1400~1500人
1668年:白頭山噴火
1668年8月17日:トルコ北部で地震、M8.0、犠牲者8000人
1670年6月22日:越後村上地震、M6.7前後、江戸でも有感
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1702年:白頭山噴火
1703年12月31日:元禄地震、M8.1~8.2、犠牲者6700人
1704年:浅間山噴火
1707年10月28日:宝永地震(南海トラフ全域)、M8.4~8.6、犠牲者5千~2万人以上
1707年10月29日:宝永富士宮地震、M7.0
1707年12月16日:富士山噴火(宝永大噴火)
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1903年:白頭山噴火
1903年4月28日:トルコ東部で地震、M6.3、犠牲者3600人
1904年8月:浅間山噴火
1904年11月6日:雲林斗六地震(台湾)、M6.1、犠牲者145人
1905年1月22日:インドネシアで地震、Mw8.4
1905年4月4日:インド北部で地震、Mw7.8(Ms8.0)、犠牲2万人
1905年6月2日:芸予地震、M7.2、犠牲者11人
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20xx年x月x日:白頭山噴火
20xx年x月x日:南海トラフ巨大地震
20xx年x月x日:首都直下地震
20xx年x月x日:富士山令和大噴火
最後のブロックは、今後に起き得ることを書いているが、これは過去に起きたことから類推しているものであって、この順番ではないかもしれない。
こうした連鎖は、たまたま起きるものでは勿論ない。
まず、白頭山も富士山も、同じアムールプレート上にある。
ただし、このような「大災害シリーズ」に突入したとしても、南海トラフ巨大地震などは、無条件では起きないだろう。
やはり「黒潮大蛇行」の状態如何で「スタンバイ状態」か「イケ状態」かの分かれ道になると考えている。
■核実験場
今日は白頭山の噴火に関連して、北朝鮮周辺の過去の地震を調べていて、イヤなことを見つけてしまった。
つまり、核実験だ。
あくまでも推測だが、一応過去に大地震が起きていない地点を選んで建てているのかもしれない。
ここで書いた白頭山の噴火は、今すぐに起きることではないにしても、「その時」が来たら思い出していただきたいことだ。
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