このところ世界で大きな地震が少なくなっていて静穏期と言えるかもしれない。
ただ、その反動で6月後半あたりに地震が増えないかどうかも検討してみたい。
■明治三陸地震・津波
冒頭のアイキャッチ画像として使っているモノクロ写真は、明治三陸地震(1896/06/15、M8.2~M8.5)の時のもの。
この時に発生した津波は、東北地方太平洋沖地震が起きるまでは観測史上最高の遡上高だった38.2mを記録した。
ちなみに、1919年以降の過去約100年間で、M8.0以上の巨大地震は、11回起きていた。
下記マップでそれらをまとめている。
【1919-2021_M8以上.JPG】
明日で、その巨大地震からちょうど125年経つ。
上記マップを見てわかるように、北海道東部から三陸沖までは、巨大地震の巣のようだ。
■世界的に静穏期
今日、最近世界で起きた地震を調べていて、どうも大地震が少ないということに気が付いた。
ただし、5/26の皆既月食トリガー期間だった5/21に中国・青海省でM7.3の被害地震が起きたが、特筆すべきはその1回だった。
日本でも、M6クラス以上の地震は、2021/05/16 12:24に釧路沖でM6.1、最大震度3が起きて以来、約1ヵ月間起きていない。
これは近日中にnoteで公開する予定だが、一般的に世界(日本)で大地震が起きる頻度を調べてみた。
過去10年間で、M6・M6.5・M7といったクラス毎に集計した。
このような形で平均値を求めると、ある規模の地震は、どのくらいの時間範囲で1回起きるかがわかってくる。
■M6クラス以上の地震の頻度
今は一部のみを公開するにとどめるが、M6.0以上の地震は、世界で凡そ3日に1回ほど起きている。
1ヵ月あたり、約10回の割合となる。
そして、過去1カ月間でM6クラス以上の地震は、6回起きていた。
平均して月に10回ほど起きているM6以上の地震が、この1ヵ月で6回だけというのは、大きな違いではないものの、大地震が少ないようだ。
比較対象として、1年前の同じ期間、2020/05/15~06/14の1か月間でM6.0以上の地震が世界でどれだけ起きたかを検索してみた。
すると、11回起きていた。
【20200515-0614-M6以上.JPG】
やはり、現在は大地震の(プチ)静穏期と言えるかもしれない。
■6月下旬に地震に注意が必要な時期
問題は、プチ静穏期が大地震の前触れかどうかだ。
更に、TOCANAで書いたばかりだが、6月には日本でM7.0以上の大地震が最も多く起きていた月だ。
また、Wikipediaの「地震の年表(日本)」に掲載されている過去の大地震で、6月に起きたものを前半/後半に分けて集計した。
すると、6月前半が22回、後半が26回と、後半が多少多かった。
以下に、参考までに私が気になる天体配置を示す。
太陽・月以外の天体配置は、あくまでも参考までに考えている。
(1)2021/06/16 00:00前後から1日位:☉-☽-♃→調停
(2)~2021/06/16頃:6/10の金環日食の影響ありか?
(3)2021/06/19 12:00頃~21:☽-♄-☿→△
(4)2021/06/22 12:00前後:☽-♇-♀-♆→カイト
(5)2021/06/25~ :☉-☽満月+♃→調停