今日6/20に北海道北部の上川地方中部でM5.4の地震が起きたが、2日前に札幌市内を徘徊して4人の人々を襲ったヒグマは、この地震の前兆現象だったのではないか。
■上川地方中部M5.4
今夜、上川地方中部でM5.4、最大震度3の地震が起きたことは、今日の1本目の記事でも書いたとおり。
2021/06/20 20:08:上川地方中部、M5.4、最大震度3
■イオノグラムの前兆
まず、この地震では、1本目の記事で書いたように、前もってイオノグラムの異常が現れていた。
上記の左上が稚内観測点の異常データで、大きめの地震が起きることは、かなり顕著に予測できることだった。
上記観測点から震源までは、約185kmほどの距離があった。
これは大雑把にいうと、ここ小平市の自宅から茨城県北部の地震の震源あたりに等しい。
自分の体感に比して考えれば、このくらいの距離でこの規模の地震ならば、前兆現象は生じるのではないか。
■札幌市のヒグマ出没
次に、6/18の記事で紹介したヒグマの出没情報。
6/18朝早く、札幌市東区北31条東19丁目の市街地の路上で、ヒグマが出没し、4人が襲われて重軽傷を負った。
午前6時前、最初に目撃された場所から南へ1kmほどの札幌市東区北19条東16丁目付近で、70代の男性と80代の女性が次々に襲われて軽いけがをした。
その他、40代の男性2人がそれぞれ別の場所で襲われ、うち1人はろっ骨を折るなどの大けがをした。
その後、クマは警察などが追跡を続ける中、半径2kmほどの範囲を8時間近くにわたって歩き回った。
そして午前11時すぎに、クマは猟友会の銃によって駆除された。
■地震前兆の可能性
クマの出没地点から震源までは、大体145kmほど。
M5.4の内陸地震の前兆としては、これほどのクマの異常行動もあり得るのではないかと思えてくる。
その後、現時点(6/20 22:40)の最新のイオノグラムを見ると、20:30ほどは顕著に高い値は出ていない。
これは発震スタンバイということで、直近で対応する地震があるのかもしれない。
20:30のデータを見ると、位置的には関東から沖縄までのどこかで対応する地震が起きるのかもしれない。