今日TOCANAに掲載された私が執筆した記事では、いくつかの理由から6月は特に大地震に注意と警告している。
今回は特に、5/30に小笠原諸島西方沖で起きた深さ500km以上の深発地震の後で、1ヵ月以内に大地震が続く可能性について書いている。
■TOCANAの記事
今朝TOCANAで、この記事が掲載されたが、その数時間前の6/7 3:11に千葉県東方沖でM5.3の地震が起きた。
この地震も6月に警戒していた地震の一つだが、タイミング的にそのことを書けなかったのが残念だ。
このトカナの記事は、『【緊急警告】やはり6月中に日本で超巨大地震発生か! 小笠原沖「深発地震の法則」発動、過去データ分析で想像以上にヤバい実態判明!』と題したもの。
記事タイトルは相変わらず「トカナ調」だけど(私が考えたのではない)、中身は真面目なので。
まずは、下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
■深発地震→大地震の連鎖例
過去の深さ500km以上の深発地震の1ヵ月以内に起きた大地震の例を挙げている。
これは6/7の記事でも紹介したが、このTOCANAの記事の方が事例を多く挙げている。
それを再度こちらでも載せておく。
重要な注目すべき地震は、色を変えておく。
1923/06/29:小笠原諸島西方沖、M6.0、最大震度1
1923/07/13:九州地方南東沖、M7.3、最大震度4
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1939/04/21:サハリン西方沖、M6.9、深さ563km、最大震度2
1939/05/01:男鹿地震(秋田県)、M6.8、最大震度5、犠牲者27人
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1940/07/10:ウラジオストク付近
1940/08/02:積丹半島沖地震、M7.5、最大震度4、犠牲者10人
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1971/01/30:オホーツク海、M6.0、深さ537km、最大震度1
1971/02/26:新潟県上越地方、M5.5、最大震度4、死傷者13人
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1974/04/29:小笠原諸島、M4.0、深さ500km、最大震度4
1974/05/09:伊豆半島沖地震、M6.9、最大震度5、犠牲者30人
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1975/06/05:小笠原諸島西方沖、M5.1、深さ524km、最大震度1
1975/06/10:北海道東方沖、M7.0、最大震度1、津波95cm
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1978/02/21:小笠原諸島、M4.3、深さ534km
1978/03/07:東海道南方沖、M7.2、最大震度4
1978/03/23:択捉島南東沖、M7.3、最大震度3
1978/03/25:択捉島南東沖、M7.3、最大震度3
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1980/01/17:小笠原諸島、M5.3、深さ541km
1980/01/19:三陸沖、M7.0、最大震度4、犠牲者2人
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1982/06/15:日本海、M4.2、深さ590km
1982/07/23:茨城県沖、M7.0、最大震度4
1983/05/26:日本海中部地震、M7.7、最大震度5、大津波、犠牲者104人
1983/06/21:青森県西方沖、M7.1、最大震度4
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1983/06/15:小笠原諸島、M4.2、深さ546km
1983/06/21:青森県西方沖、M7.1、最大震度4、犠牲者1人
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1994/09/19:小笠原諸島、M4.4、深さM534km
1994/10/04:北海道東方沖地震、M8.2、最大震度6、犠牲者・行方不明者11人
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1995/01/06:小笠原諸島、M4.5、深さ511km
1995/01/17:兵庫県南部地震、M7.3、最大震度7、犠牲者・行方不明者6437人
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1998/04/12:小笠原諸島、M4.3、深さ505.7km
1998/05/04:石垣島南方沖地震、M7.7、最大震度3
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2000/06/04:小笠原諸島、M4.1、深さ535km
2000/06/26~8月:新島・神津島・三宅島近海で群発、三宅島噴火
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2000/09/08:北朝鮮東北沖、M4.9、深さ582km
2000/10/06:鳥取県西部地震、M7.3、最大震度7相当
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2001/12/10:小笠原諸島、M4.7、深さ502.8km
2001/12/18:与那国島近海、M7.3、最大震度4、津波20cm
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2003/08/25:小笠原諸島、M4.3、深さ500km
2003/09/26:十勝沖地震、M8.0、最大震度6弱、津波2m以上、犠牲者・不明者2人
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2005/03/02:小笠原諸島、M4.3、504.5km
2005/03/20:福岡県西方沖地震、M7.0、最大震度6弱、犠牲者1人
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2011/02/27:小笠原諸島、M4.2、深さ501.7km
2011/03/11:東北地方太平洋沖地震、M9.0、最大震度7、犠牲者・不明者約2万2千人、津波
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2021/03/03:小笠原諸島、M4.1、深さ505.5km
2021/03/20:宮城県沖、M6.9、最大震度5強
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2021/05/30 22:33:小笠原諸島、M5.4、深さ517.6km
→???
■異常震域との違い
以前に2020/11/18の記事で、異常震域を伴う地震に続く大地震の法則を紹介した。
この時は、2020/11/18 10:01、東海道南方沖、M5.1、最大震度1の地震が起きた。
問題は、関東地方で有感地震となった中で、もっとも遠かったのは震度1になった栃木県宇都宮市明保野町だった。
私が発見した異常震域の法則では、最遠の有感地震となった地点の周囲(パターンB)と、その延長線上(パターンA)で1ヵ月以内くらいに大きな地震が起きるパターンがある。
それで、この時はどうだったかというと、約1ヵ月弱後の2020/12/12 16:19に岩手県沖でM5.6、最大震度5弱の地震が起きた。
「パターンA」のケースだった。
■新たな深発地震の法則
これに対して、5/30の小笠原諸島西方沖は異常震域ではなく、私が新たに発見した「深さ500km以上の深発地震→大地震?」のケースになるかもしれないというものだ。
もちろん絶対起きるものではなく、過去には起きなかったケースも多い。
あくまでも可能性として、起きるならば同じフィリピン海プレート上か、その北のオホーツクプレート上の順番で揺れるかもしれない。
■食健三昧ブログ
『【自家製パン】昨日サルちゃんがオーブンで焼いた、ソーセージとクリームチーズ入りパン』
※「人をダメにするベッド」って、すごいコピー。