イタリアのストロンボリ火山とエトナ火山が相次いで噴火したが、この2つの火山が過去に噴火した時期を調べたところ、非常に興味深い事実がわかった。
それは、今週末から6月にかけての大地震と噴火に関わるものだ。
■イタリアの2火山
昨日5/19に、ヨーロッパ最大の活火山であるイタリア・シチリア島のエトナ火山が噴火した。
この2つの火山の位置は、下記マップの通り。
エトナ火山は、よく長靴に例えられるイタリアの「つま先」にあたるシチリア島の東部にある。
ストロンボリ火山は、その北の沖のストロンボリ島にある。
「ストロンボリ」の方は、よく聞く名称だと思う人がいるだろう。
「ストロンボリ式噴火」という火山噴火の形式がある。
ストロンボリ火山の噴火は、溶岩を火口周辺に吹き上げるのが特徴で、火山学ではこの噴火形式を「ストロンボリ式噴火」と名づけたのだ。
下記Twitterで、噴煙を上げるストロンボリ火山の動画が見られる。
Vi regalo amici di tweetter in diretta l'esplosione dello stromboli #giuliasalemi93 #prelemi pic.twitter.com/rFBadOa8y3
— Pisola (@Maria92901849) May 19, 2021
この2つの火山が噴火すること自体は、そう珍しいことではない。
だが、これらの噴火時期を並べると、ある傾向が見えてくる。
■ストロンボリ火山
まず、ストロンボリ火山の主な噴火は、下記の時期に起きていた。
1986年：噴火、高度1600m
2002年10月27日：噴火
2005年01月08日：噴火
2007年09月04日：噴火、高度400m
2011年01月12日：噴火
2015年12月04日：噴煙高度約7000m
2019/07/04：史上最大規模の噴火。
■エトナ火山
次に、エトナ火山の方は以下の通り。
2013年01月14日：溶岩流が発生した
2017年03月16日：噴石により取材中のBBC記者ら8人が負傷
2018/12/24：噴火
2019年07月04日：噴火ではハイキング客1人が死亡した
2021/02/16：噴火
2021/04/01：噴火
最後の噴火は今年2月だった。
■月相と噴火
次に、この2つの火山が噴火した時期の月齢を調べてみた。
そうすると、調べて良かったと思わせる傾向を発見した。
そうすると、調べて良かったと思わせる傾向を発見した。
凡例：【新】新月、【満】満月、【S】スーパームーン、【ES】エクストリーム・スーパームーン、【日】日食、【月】月食、
【新】1669/03/02：
【+6】1669/03/08：エトナ火山噴火、犠牲者10,000人。
－－－
【-7】2002/10/27：ストロンボリ火山噴火
【S】2002/11/04 20:35：新月
－－－
【-2】2005/01/08：エトナ火山噴火
【ES】2005/01/10 新月
－－－
【月】2007/08/28：皆既月食
【+5/-5】2007/09/02：サンタクルーズ諸島、M7.2
【+8/-7】2007/09/04：エトナ火山噴火
【-1】2007/09/10：コロンビア西岸、M6.8
【日】2007/09/11 12:32UTC：部分日食
－－－
【日】2011/01/04 部分日食
【+8】2011/01/12～：エトナ火山噴火
－－－
【満】2017/03/12：
【+4】2017/03/16：エトナ火山噴火
－－－
【満】2018/12/23 02:49：
【+1】2018/12/24：エトナ火山噴火
－－－
【日】2019/07/02 19:24：皆既日食（南太平洋、南米等）
【+2】2019/07/04 14:46：ストロンボリ火山、史上最大規模の噴火。
【+2】2019/07/04：エトナ火山噴火。
【+2】2019/07/05：カリフォルニア州南部、M6.4
【+3】2019/07/06：カリフォルニア州南部、M7.0
【+3】2019/07/06 03:19：ニュージーランド付近、M7.1
●TOCANA警告
【+5】2019/07/08：インドネシア、M6.9
【-3】2019/07/14：オーストラリア、M6.6
【-3】2019/07/14：インドネシア、ハルマヘラ島南部、M7.3
【月】2019/07/16 21:31：部分月食
【+6】2019/07/22：エトナ火山噴火。
－－－
【-2】2020/07/03：イタリア・ストロンボリ火山が噴火。
【月】2020/07/05 13:44：半影月食
－－－
【-6】2021/05/19：エトナ火山が噴火。
【-6】2021/05/19：ストロンボリ火山が噴火。
【月】【S】2021/05/26：20時頃 皆既月食
上記で「TOCANA警告」とあるのは、2019年7月7日に掲載のTOCANAの記事で、これから大きな地震や火山噴火が続くので気をつけてくださいと警告したのだ。
それは、皆既日食と部分月食が連続して起きる要警戒期間だったためだ。
この原稿は皆既日食の翌日7/03に執筆して編集部に送付したが、翌日にストロンボリ火山とエトナ火山が噴火した。
しかも、ストロンボリ火山は史上最大規模の大噴火となった。
そして、警告通りに、カリフォルニア地震などを含む世界各地で大きな地震が続いた。
このデータを見ると、この2つの火山は、過去にはスーパームーン、日食、月食の前後に起きていたことが非常に多いことがわかる。
■大地震噴火多発時期の開始？
そうなると、4月のスーパームーン満月を経て、来週の皆既月食、来月の金環日食の後までは、3年前のような「大地震・噴火ラッシュ」になりかねないということだ。
くれぐれも、注意して過ごしてください。
【S】2021/04/27 12:33：満月
【+4】2021/05/01 10:27：宮城県沖、M6.6、最大震度5強
【新】2021/05/12
【0】2021/05/12 14:05UTC：北インド洋、M6.7
【+2】2021/05/14 08:58：福島県沖、M6.0、最大震度4
【月】【S】2021/05/26 20:00頃：皆既月食
【日】2021/06/10：金環日食、新月
今日のひとこと：
地震も噴火も、「たまたま」起きるものではない。
■今日の前兆現象
ちび子の運動量は、今朝は0回だったが、午後にまた起きてエサを漁っていた。
また、今（5/20 22:22）、また回し車に入ってクルクル回し始めた。
今日も頭痛体感があった。
また、イオノグラムでは、関東から東北と九州・沖縄で揺れそうだ
※最新研究によると、うこん（ターメリック）に含まれるクルクミンは、ある種のウイルスを除去するのを助ける作用があるという。
私はたまに食べるカレーにふりかけていて、認知症の90歳の母にもこのカレーを多く食べさせている。
