昨日4/10午後にインドネシア・ジャワ島東部沖でM6.0の地震が起きたが、規模にしては犠牲者や住居損壊などの被害が大きい地震となった。この地震が日本へ何からしら影響があるかどうかを考えてみる。
■東ジャワ島沖M6.0
東ジャワ島沖の地震の詳細は以下の通り。
Time 2021-04-10 16:00:17 (UTC+09:00、日本時間)
Location 8.562°S 112.519°E
Depth 82.3 km
この地震で、犠牲者8人、けが人23人以上の人的被害が出た。
また、住居の損壊も300棟以上起きているという。
■なぜM6程度で大きな被害?
私は1994年~1995年にのべ1年半ほどインドネシア・ジャワ島東部の田舎町にSEとして派遣されて働いていたから、あの国のことはよく知っている。
特に昨日の地震は、私が住んでいた東ジャワのマディユンに近い。
地名だけで気づかなかったのは、行ったことがない小さな町だからだろう。
色んなことを知っているが、向こうの人たちの建設などの作業は「その場しのぎ」のようなところがある。
今なんとかなれば、それで良いだろう、みたいな。
それで、後で問題が生じたら、その時に考えようとか。
そういう気質の人々が造る建物だから、簡単に壊れる。
昨日の地震では、300棟以上の家屋が損壊した。
日本で同規模の地震が起きても、それほど多くの損壊は起きないだろう。
これは向こうの人々を馬鹿にしているわけではなく、日本人もあの熱帯の国で長く暮らしていれば、多くは勤勉さが次第に失われていくだろう。
私もそうだったように。
■日本への影響は?
では、このインドネシアの地震が何か日本に影響を与えるだろうか?
もともとジャワ島あたりでは、そう大きな地震は頻繁には起きない。Wikipediaの「地震の年表」に掲載されている地震だけ抽出すると、以下のものがある。
1994年06月03日:東ジャワ州、Mw7.8、犠牲者280人。
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2006年05月27日:ジャワ島中部地震、Mw6.2、犠牲者5,000人以上。
2006年07月17日:ジャワ島南西沖地震、Mw7.7、犠牲者500人以上。
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2009年09月02日:ジャワ島西部沖、M7.0、犠牲者・行方不明者約130人。
その後に日本で大きな地震が連鎖したというようなことは、なさそうだ。
また、インドネシアではスマトラ島あたりの方が巨大地震が多く、これが起きると環太平洋全体に影響を与えるような地震にもなる。
今日未明にフィリピン南方沖でもM6.1の地震があったが、このあたりの方が日本への影響はあるかもしれない。
というのも、西日本と同様にフィリピン海プレートの境界付近にあるからだ。
そして、正に今、2日前から起きているトカラ列島近海の群発地震も、フィリピン海プレートの働きと関係がある。
今後も、西日本の火山噴火も含めて明日4/12の新月トリガー以降にも注意が必要だろう。
■今日の前兆現象
まず、ちび子の運動量。
また、今日も酷い耳鳴りが続いている。
関東の方は、しばらく中規模以上の地震が鳴りを潜めているようだ。
やはり4/12の新月トリガーに注意が必要だろう。
※昨日からUber Eatsのデリバリーを始めた。