ニューズウイークの記事で、最新の研究で地球の自転軸がずれたことがわかったというが、その原因を探り、これが地球上の地震や気候変動に影響があるかどうかを考えてみる。
■自転軸がずれた
昨日4/27のニューズウィークの記事「気候変動の影響で地球の自転軸がずれた──最新研究」では、「地球温暖化で氷河が溶けたことで、地球上の水の配分が大きく変化したせいだという」とある。
地軸が地球の表面と交差する点である地理極(北極点と南極点)は固定していない。
地球上の質量の配分が変われば、地軸と地理極が移動することもあるという。
科学者たちは、温暖化による氷河の融解が原因で大量の水が移動したことが一因で、地理極が急速に東方向にずれていると指摘する。
米国の科学雑誌が新たに掲載した査読済みの研究報告は、1990年代以降の移動については、氷河の融解がその主な原因だと指摘する。
■巨大地震の影響で
地軸(自転軸)がズレるといえば、巨大地震の発生後に、自転速度の変化で1日の長さが短くなったことがあった。
たとえば、下記の地震。
・2004/12/26:スマトラ島沖地震、M9.0、犠牲者・行方不明者227,898人。
・2010/02/27:チリ・マウレ地震、Mw8.8、犠牲者452人、日本にも津波。
・2011/03/11:東北地方太平洋沖地震、M9.0、犠牲者・行方不明者約2万2000人。
これらの地震で、地球の質量が一瞬わずかに自転軸に向かって集まり、自転速度がわずかに上昇したという。
最新の研究で明らかになったのは、このような地震の影響によるものではない。
地球温暖化で氷河が溶けたことで、地球上の水の配分が大きく変化したためだという。
もっとも、温暖化だけが原因ではなく、ほかにも要因はあるようだが。
いずれにしても、これは「ポールシフト」とは異なり、温暖化などによる変動であり、これによって大地震など天変地異に繋がるものではなさそうだ。
■イヌイットの警告
そういえば、こういう話がある。
カナダの北極圏に住む先住民「イヌイット」の長老たちは、独自の観測から、地軸の変化について予言していた。
2014年に公開されたドキュメンタリー映像で、地球温暖化の本当の原因は「地球のシフト」にあると語っていた。
地球がシフト、あるいは“揺れ動いた”ことで、空の様子がおかしくなってきて、世界各地で多発する異常気象や巨大地震の発生にも関与しているというのだ。
イヌイットの長老たちは、7年前にこの地軸のズレを予測していたのだろうか。
ニューズウィークの記事でも、地軸のズレは日常生活に影響を及ぼすほどの変化ではないと科学者がコメントしている。
ただし、これから暖冬など人類の行為がもたらす気候変動が進めば、今後はどうなるかわからない部分がある。
自然を大きく変えるようなことをしないことが大切だろう。
■インド付近でM6.0の地震
今日は日本時間11:21頃、インド北東部付近の内陸でM6.0の地震が発生した。
今のところ、特に大きな被害は報道されていない。
環太平洋を見ると、やはり昨日のスーパームーン満月トリガーでフィリピン海プレートが活発になり始めているようだ。
小笠原諸島西方沖でもM4.9の地震があった。
■スーパームーン・日食・月食と地震
そのスーパームーンだが、長い日数をかけて行っていた研究がやっと終わり、有料noteで公開した。
今日の1本目の記事で紹介しているが、スーパームーン・日食・月食の前後には大地震・火山噴火が起きやすいというもの。
500件以上の大地震・噴火のデータを調べたところ、やはり自分が考えていたように、こういう方程式が成り立つようだ。
大地震が起きる頻度: 満月・新月 < スーパームーン < 日食・月食
つまり、年に3.4回ほど起きる日食・月食の前後が、大きな地震や火山噴火が最も多く起きていたということ。
もしこの傾向が実際にあるならば、今後は大地震に要注意な期間として「予報」を出すこともできるだろう。
人類にとって重要な情報ということで、今後もこのnoteは常時アップデートしていき、研究結果を更新していきたい。
■今日の前兆現象
ちび子の運動量は、以下の通り。
私の頭痛体感では4/26~4/30頃の予測で、茨城県北部M3.4や小笠原諸島西方沖M4.9もそうだったかもしれない。
これで終わりかどうかはわからないが、長く続いた頭痛だったので、まだあるかもしれない。
【2021/04/28 22:55追記】気が付けばメッチャ耳鳴りが強い。
やはり関東まだ揺れそうだ。
やはり関東まだ揺れそうだ。
※女性用防災セット。もっと安いものもある。