昨夜4/21からトカラ列島近海の群発地震が停止し、それと入れ替わるように伊豆大島近海で群発地震が始まったが、これが大きな地震や火山噴火の前兆である可能性を考えてみる。
またトカラ列島近海群発地震の前からの海流と海面水温偏差に何らかの変化があったかどうかを調べてみた。
■地震と海流
まず、トカラ列島群発地震の発生前から発生中に、海流(速度)と海面水温偏差に変化があったかどうかを調べてみた。
海流の速度などと地震の発生に関係があるかどうかは不明だが、earthサイトは時系列で海流の変化を示すこともできるので、群発地震前と発生後に何らかの変化があったかどうかを調べてみた。
このブログの記事自体に動画を下記に埋め込んでおく。
キャプチャーした動画は1分半程度で、それほど長くない。
今回は解説付きで録画したが、これを見ると群発地震が起きる直前頃から、黒潮の海流に変化が見られる。
また、色は速度を示していて、1ヵ月前は低温を意味する濃い青色だったのが、群発地震が起き出してからは若干速度が上がって黄緑色が混じるようになってきた。
毎日データがなく、5日ごとで、地震との関係は微妙だが、群発地震発生の直前から何らかの変化が見られるかもしれない。
■海面水温偏差
次に、同じトカラ列島近海の群発地震が起きている海域の海面水温偏差がどう変わっていったかを見ていく。
以前にも、群発地震が始まった当初から一度録画したが、その後の変化も含めて見ていく。
キャプチャした動画を下記に埋めておく。
群発地震が始まる1ヵ月前の3/9の頃は平均値を意味する黒に近かった。
それが、次第に平均値より若干高い赤色が混じるようになった。
そして、群発地震が始まった4/9には更に高音を示す黄色が混じってきた。
そして、それまで1日10回以上起きていた地震が、4/13に急減して6回になったが、それに連れて黄色から赤色になっていき、水温偏差が下がってきた。
そして4/14は6回、4/15は3回、4/16は2回と次第に減ってきて、赤色と黒色が混じるようになった。
そして4/17には0回だったが、この日は黒色と青色が混じり、群発地震が始まってから最も海面水温偏差が低くなった。
その後は4/18が4回、4/19が1回、4/20が2回、4/21が6回と少ないままで、海面水温偏差も高温を示す黄色は見られないままとなっている。
また、0回から復活した4/18以降も、M2~M3クラスばかりで規模も小さくなった。
これを見ると、やはり地震の回数や規模と、発生時の海面水温偏差は相関関係があるのではないかと思えてくる。
このことは以前から主張している通りで、2/13の福島県沖地震(M7.3)の際の海面水温偏差の変化は、下記のYouTube動画で解説している。
今日調べてみて推測できるのは、大規模な地震でなくても、小規模の群発地震の時でも、海流や海面水温偏差に変化が見られるかもしれないということだ。
■伊豆大島近海の群発地震
次に、昨日はトカラ列島近海の群発地震が昼頃を最後に停止したが、その代わりであるかのように、伊豆大島近海で群発地震が起きている。
4/21 20:46に起き始めて、4/22 19:31現在12回起きている。
これが何らかの兆しであるかどうかは、今日発行したマリアさんとのコラボのnoteマガジンで話題にしている。
■黒潮大蛇行と伊豆諸島の火山活動
トカラ列島近海と違って、伊豆大島近海では現在発生中の黒潮大蛇行との関連が気になるところだ。
前述のマリアさんとのnoteマガジンでもマリアさんが話題にしているが、伊豆大島あたりでは三原山や海底火山の火山活動との関係も気になってくる。
こちらは明日以降に発行する私のnoteマガジンの方で書こうと思っているが、どうも伊豆諸島の火山噴火は、黒潮の非大蛇行期(直進期)に起きるのではないかと見当づけている。
南海トラフ巨大地震などの地震活動については、元気象庁の岡田正実氏と私の研究によって相関性がありそうだとわかってきたが、火山噴火も同様だとすれば、意外なことではある。
なぜならば、黒潮大蛇行の有無は「潮位」の変化があり、それが海溝型地震の発生に関わっていると推定できるからだ。
だが、火山噴火は??
今のところはそういう可能性があるとして、今後の課題としたい。
■今日の前兆現象
まず、ちび子の運動量は今日も多めだった。
今日も耳鳴りがメッチャ強い状態が続いている。
また、イオノグラムで、今日も沖縄が非常に強い値が出ている。
またトカラ列島近海で大きめの地震が起きるのか。
※ビタミンDは今はこれを夫婦で飲んでいるが、子供用にはできれば液状が望ましいが、これがなかなか良いものがない。