今日TOCANAで、私が執筆した記事が掲載されたが、これは現在の黒潮大蛇行によって今夏が猛暑となることと、今後に大蛇行が消滅してもしなくても、国内の大地震発生のリスクがあることを解説している。
■TOCANA記事
まず、下記のトカナの記事を読んでみてください。
その後に補足します。
『【警告】夏過ぎに「大地震の法則」発動か! 黒潮大蛇行で猛暑も確定、オリンピック開催どころじゃない悪条件多発!』
■関東は猛暑
このトカナの記事で書いていることは、まず最新の研究で黒潮大蛇行が発生している時には、夏季に関東地方に猛暑をもたらす傾向があること。
これは、黒潮が大蛇行するときほど海から関東地方に多くの水蒸気が流れ込み、温室効果により蒸し暑い夏になることが原因だという。
これは、東北大大学院 理学研究科の杉本周作准教授、米・ハワイ大学マノア校のBo Qiu教授、同・Niklas Schneider教授らの国際共同研究チームが発見したもの。
■猛暑の後で大地震
更に良くないことは、以前から書いているように、猛暑の夏となった後で、翌年にかけて日本で大きな地震が起きる傾向があるようだということ。
このことは、昨年2020/10/08の私のTOCANAの記事で紹介している。
下記のブログ記事では、実際に大地震が起きた例も示している。
このように、「黒潮大蛇行→猛暑→大地震」と3段式の法則性で大地震が起きやすいことになる。
そうでなくても、南海トラフと南関東直下(首都直下)の大地震に関しては、たとえ黒潮大蛇行が消滅しても別の法則性があり、壊滅的な大地震が起きる可能性が高くなる。
そして今日のTOCANA記事で書いたように、昨年も猛暑だったが、今年になって福島県沖(2/13、M7.3)と宮城県沖(3/20、M6.9)で被害地震が起きてしまった。
このような法則性が正しいならば、黒潮の動向を見守ることは非常に重要になってくるのだ。
■『黒潮親潮ウォッチ』
先日書いた『黒潮親潮ウォッチ』サイトにアクセスできない件だが、公表はしていないが、やはり何かしら技術的な問題があるのかもしれない。
そのためと思われるが、現在はJASMTEC(海洋研究開発機構)のFacebookページの方で、黒潮の長期予測を行っているようだ。
昨日4/1に、黒潮長期予測が投稿されていた。
また、以前からあったようだが、YouTubeチャンネルの方で日毎の黒潮の海流の変化をアニメ的に見ることができる。
この最新予測によると、「黒潮大蛇行はまだ続く」とのこと。
いま気づいたが、この記事中で、「※黒潮親潮ウォッチは現在メインテナンス中のため、今週もAPLのYouTubeチャネルの動画のみの更新です」とある。
この記事では、東大のサイトで各地の潮位のグラフを見ることができるとある。
そして、現況では、下がっていた八丈島の潮位は上昇しつつあり、流路が北に移りつつあるという。
下記の図が、4/13までの黒潮の予測図。
■猛暑禍の五輪
これもTOCANAで書いたが、以前から指摘しているように、この夏が猛暑となれば、問題だらけの東京オリンピックになる。
それ以前に、あと4ヵ月足らずの間に、本当に開催できるのだろうか?
※令和関東大震災(?)が起きたら乾電池は即売り切れ必至で、何でもUSB充電式にしておけば良かったと後悔する人が多いのでは?
私が買ったソーラーチャージャー兼モバイルバッテリーは、空から満充電まで1日では足りないらしいが、無いよりあった方が良いレベル。
災害時に本格的に利用するならば、やはり大型のパネルが欲しくなる。