3/20に起きた宮城県沖M6.9、最大震度5強の地震は、震源が宮城県の男鹿半島にあり、女川原発のほぼ直下といえるところが震源だった。
今後大規模な地震や津波が起きた時に、この原発被害のリスクなどを考えてみる。
■宮城県沖M6.9
3/20のM6.9の地震の震源は、女川原発のごく近くだった。
そして、その女川原発では、3/20のM6.9の地震の際に、冷や汗ものの出来事が起きていた。
3号機の核燃料を保管するプールに、小さな金属片が落下していたのだ。
原発が建つ石巻市は、最大の震度5強を記録していた。
震源から女川原発までの距離は、およそ15kmほど。
間一髪のことだった。
天の警告ではないかと思った。
M6.9程度の地震ではもつとしても、このくらいの近さでM8、M9では?
東北地方太平洋沖地震クラスの巨大地震が、より近くで起きたら、どうなるのだろうか?
■原発事故を防ぐ「ソリューション」
大地震は日本で起きることは仕方ないとしても、原発事故などは防ぐことができる。
そのソリューションは?
原発を作らないこと。
原発が米国との「密約」によって日本に導入されたことは、日本人が「知ってはいけない」ことのようだ。
それでも知りたい方は、サイゾーのオーナーの苫米地英人氏が『原発洗脳 アメリカに支配される日本の原子力』という本で暴露している。
ところでこの本、日本文芸社から出ているところを見ると、もしかすると、あらゆる出版社から断られて、仕方なく自費出版で出したとか?
お金持ちなんだから、出版社ぐらい自分で作ればいいのに。
原発関連のことは、私がよく記事を執筆していているニュースメディアでも、書かせてくれない。
やはり「スポンサー」がつくメディアでは、無理なのか。
■危機一髪だった3.11の津波
女川原発は、標高15mほどのところに建っている。
これに比べて福島第一原発は10m程度と低かったこともあり、津波被害のリスクが高かった。
とはいっても、津波対策として原発を海面から高い立地に建設することは容易でない。
原発は大量の冷却水を必要とするため、海水面近くに造らなければならないという条件があるのだ。
だが、東北地方太平洋沖地震では、津波の高さが15mほどあったらしく、海面から15mほどの高さにある最上部の窓ガラスが割れていた。
3.11では危うく難を逃れたが、それ以上の高さの津波に襲われたらどうなるか??
■宮城県沖・福島県沖の地震
実は、先月の福島県沖地震や宮城県沖地震は、「揺れる季節性」がある。
桜が咲くほど正確ではないが、過去の統計的解析によって、何月頃が多く起きていたかはわかっている。
元気象庁の岡田正実氏のエリア区分を参考にして、より細分化したのが下記のマップだ。
福島県沖や一昨日の宮城県沖の地震の震源は、この分類では「B:黒潮域」となる。
ここで書いているように、8月~12月にM7.0以上の地震が多く起きていた。
そして上記マップでピンク色に塗られた部分になるので、黒潮大蛇行が発生中か否かには影響を受けない。
つまり、偏りが無い。
つまり、偏りが無い。
2/13の福島県沖と3/20の宮城県沖の地震は、いずれもあまり地震が起きない時期に起きていたことになる。
今回は例外的に起きたが、このような大地震発生の季節性がある程度わかっていれば、警戒すべき時期を絞り込むことはできるだろう。
もっとも、それは絶対的ではないので、今回のように期間外でも起きることはある。
ちなみに、上記マップの「B:黒潮域」では、細分化するために色分けしているが、黒潮大蛇行が発生していない「非大蛇行期(直進期)」に大地震が多くなるのは、大蛇行の渦の中だということが興味深い。
このことは、私がデータ解析する前に、ある程度想像していたことで、やっぱりと思ったものだった。
そして、このことは、岡田正実氏の偉大な発見のように、南海トラフ巨大地震は、やはり黒潮の非大蛇行期に起きる可能性が高いという説を裏付けることになっている。
※先日Amazonで購入したリンナイのガステーブル。
こういうものの設置はガス会社のスタッフに依頼しなければならないのかと思っていたが、自分でホースをつないで終わりだった。
消し忘れ消火機能や焦げつき消火機能などもあり、価格が安い機種でもどんどん進化しているようだ。