『週刊現代』2021年1月9・16日号で、「2021年、ついに起こるか…? 富士山大噴火「Xデー」の危ないサイン」という記事があり、富士山頂に雪が積もっていないことが噴火の前兆ではないかという説があり、それを検討する。
■富士山噴火が近い?
この記事、『【週刊現代】2021年、ついに起こるか…? 富士山大噴火「Xデー」の危ないサイン』は、現代ビジネスのサイトで読める。
昨年は12月下旬になっても、富士山の山容で夏のように黒い山肌が目立っていた。
同時期に伊豆諸島で震度5弱などの地震が相次いだこともあって、富士山噴火の「予兆」ではないかという声が専門家から出ている。
こちらはTwitterから、1/17頃の富士山。
雪のない富士山も渋くて格好いい。#富士山 #ケサフジ pic.twitter.com/9vV1q94rH6
— 富士山フォト@富士山写真家 オイ (@fujitomo_photo) January 16, 2021
■山頂の温度が高い?
以下は、『週刊現代』の記事にある武蔵野学院大学特任教授(地震学)の島村英紀氏の見解。
「1707年に起きた宝永大噴火以来、富士山は地下に大量のマグマを溜め続けています。いつ噴火してもおかしくない状況です。地下からマグマが上昇したことで山頂付近の温度が上がっていれば、雪が積もっていなくても不思議ではありません」
ただし、1/12の南岸低気圧の通過で富士山は久しぶりに雪化粧をした。
だが、あっという間に雪が少なくなった。
この1/15朝の時点の写真のように、雪の筋が残っているだけだ。
■風のせい?
1/13のテレビ静岡の番組では、気象予報士が解説する。
山頂付近は雪がほとんどなくても、山梨側はしっかりと雪が積もっているという。
そして、1/12あたりにも風が強かったため、強風に飛ばされたのではないかと。
■過去の富士山噴火
参考までに、過去の富士山噴火の前後に起きていたことを示す。
1510年9月11日:摂津・河内地震、大阪、M6.5~7.0、犠牲者多数。
【噴火】1511年:富士山噴火
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【エ】1707~1709年(3年間)
【南海】1707年10月28日:宝永地震(南海トラフ全域)、M8.4〜8.6
1707年10月29日:宝永富士宮地震、M7.0。
【噴火】1707年12月16日:富士山宝永大噴火、VEI5。
ここで、1707年の最後の噴火では、同年にエルニーニョ現象が発生していた。
火山噴火とエルニーニョには関係があるという海外の研究もある。
とにかく事例が少ないので、たまたまなのかもしれないが、何かしらヒントを探し出したい。
■道後温泉と地震
愛媛県松山市の道後温泉は、これまで14回その湧出が止まったことがあった。
そのうち4回は、ある大地震の発生後に止まったものだった。
その4回は、すべて南海トラフ巨大地震だと考えられている。
【南海】0684/11/26:白鳳地震、M8.2
【南海】1707:宝永地震
【南海】1854:安政南海地震
【南海】1946:昭和南海地震
道後温泉と南海トラフの位置は、下記マップの通り。
こういう関係があるからといって、これは前兆現象ではなく、地震の事後に起きることなので。
だが、地震と温泉というのは深い関係がありそうで、温泉水の枯渇などもよくあるパターンだ。
自分や他の人々に何かしらヒントになるかもしれないので、ここに書いておく。
■富士山は噴火するか?
私見では、少なくとも今年は富士山噴火はないだろう。
その根拠とするところは確固としたものではないが、今年の粥占でそれを暗示するものがあるためだ。
noteマガジン『地震前兆百科』に収めた下記の『【常時更新】粥占のすべて~神々による確かな予言』の今年の粥占の部分で書いている。
■今日の前兆現象
今日は、ラドン濃度が上昇中だ。
ばけたんも、10回ほど点滅していた。
2021/01/18 記録は10時以降
・霊石:10時台:赤1回、11時台:青1回、15時台:赤2回、16時台:赤1回、18時台:赤2回、20時台:赤1回、21時台:赤1回、22時台:青1回
・PRO:なし
・霊石改:なし
※これはもう手放せない、いや足放せない。