今日は自宅で地デジテレビの画像乱れがあったが、このような現象が地震前兆だった事例は、もうすぐ26年になる阪神淡路大震災を含めて多数あることを紹介する。
■テレビ画像乱れ
今朝2021/01/14 11:16、テレビ朝日(6ch)で突然に画像が乱れ、「現在放送されていません」の画面になることもあった。
NHK(1ch)、日本テレビ(4ch)でも同様で、約1~2分間続いた。
うちは2階建ての借家だが、テレビアンテナは2階に屋内アンテナを設置している。
フジテレビなどはほとんど映らないが、元々決して見たくない局なので問題ない。
その1時間半ほど後の2021年01月14日 12時48分頃に、茨城県沖でM3.1、最大震度1の地震が起きた。
茨城県沖といっても、ほとんど茨城県南部の内陸に近いところが震源だった。
■阪神淡路大震災から26年
1995年1月17日に兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)が発生してから、17日で26年になる。
この時に地球科学者の弘原海清氏が前兆現象の報告を呼び掛け、集まった1500件以上の報告が、『前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分』という本になった。
265頁の大著は私のバイブルの一つで、こういう時には非常に有用となる。
「証言10:その他」には、テレビの異常などが集められている。
今日の画像乱れに似た現象を以下に抽出する。
・前年12/15前後から画面に真っ赤な帯(姫路市)
・前年12月中旬から色むらや画像乱れ(神戸市垂水区)
・前年末から直前までNHKの画面に斜線ノイズ(神戸市垂水区)
・前年末から画面に横線が走ったりモヤがかかった(三田市)
・1/11~13夜、3代のテレビがNHK 2chだけ映らなくなった(藤井寺市)
・1/15から映像が悪くなり近所も同様だった(神戸市垂水区)
・1/15に画面上部にゆがみ(豊中市)
・1/17 1時にテレビゲームの画面が乱れた(羽曳野市)
1ヵ月も前からあったというのは本当かな?と思う人もいるだろう。
だが、私のこれまでの研究では、この規模の地震では前兆の種類によっては3ヵ月ほど前から起きていたものもある。
だが、私のこれまでの研究では、この規模の地震では前兆の種類によっては3ヵ月ほど前から起きていたものもある。
地中の地震前兆の岩石破壊で生じるパルス電磁波は、そのくらい前から発生していたもおかしくはないだろう。
■我が家の過去の事例
次に、東京都小平市の我が家で過去に発生した地デジ画面の乱れと、その後に起きた地震の例を示す。
・2016/02/05:数日前からテレビ東京やテレビ朝日が映らなくなった。
・2016/02/07:テレビ朝日が断続的に映らなくなった。
→2016/02/07 07:41:神奈川県東部、M4.6、最大震度4
→2016/02/07 07:41:神奈川県東部、M4.6、最大震度4
2016/02/07 19:26:茨城県南部、M4.6、最大震度4
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・2019/02/10 08:00頃:テレビ朝日とNHKが映らない。
→2019/02/10 21:03:茨城県沖、M3.7、最大震度1
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・2019/03/05 14:00頃:日本テレビで信号レベル低下。→2019/03/05 19:08:茨城県南部、M3.3、最大震度2
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・2019/07/14 13:00頃:テレビ東京で画面にノイズが入り音声が断続的に途切れた。
→2019/07/15 01:30:千葉県東方沖、M3.6、最大震度2
阪神淡路大震災のような大規模な地震は別として、上記のように日常的に起きるレベルの地震では、同日から翌日に地震が発生することが多い。
もちろん全てが地震前兆とは限らず、たとえば上空を飛行機が飛んだり、家の外を車が通ったというのが原因であるケースもあり得る。
より詳細は、いずれnoteの『地震前兆百科』のコンテンツとして公開したい。
※被災経験者は皆、こういう物が貴重だったと語る。
「○○大震災」発生後はモバイルバッテリーの重要さは言うまでもないが、うちでは1家に1個どころか1人1個以上の数がある。
バッテリーなしでは家族とも連絡が取れなくなるかも。