今回から過去の粥占の予言の検証を行うが、今日は諏訪大社の「筒粥神事」の過去の予言と対応する出来事を見ていく。
■粥占
知らない人々には説明が必要だろうが、神道の神々のうちでも出雲系の神々は霊力が高いことが多い。
そういう意味では、諏訪大明神は単純に「出雲系」と呼ぶのを憚られる部分があるが。
やはり諏訪大明神こと建御名方神神は秀でた霊力をもっている。
その根拠の一つが、「筒粥神事」だろう。
信濃に関する予言に限らず、広く日本でその年に起きることを予言する。
「筒粥神事」と呼ばれる粥占は、毎年1月15日に諏訪大社・下社春宮で行われる。
今年は来週1/15(金)となる。
■2011年~2017年
まず、過去2011年~2017年の筒粥神事の結果を以下に示す。
・ 2011年 世相:三分五厘(三行半)→東日本大震災
・ 2012年 世相:三分六厘
・ 2013年 世相:三分六厘
・ 2014年 世相:三分七厘
・ 2015年 世相:三分七厘
・ 2016年 世相:三分六厘
・ 2017年 世相:三分六厘
このように、「三行半」を意味する三分五厘となった2011年には、その2ヵ月後に東日本大震災が発生した。
これを見て、「たまたまじゃね?」と思う人は、そう思うのも自由だが、そういう人にとってこの後を読み進めるのは時間の無駄かもしれない。
このように、三分五厘は「三行半(みくだりはん)を突き付ける」というが、それに対応するもので特別な凶兆とされる。
後述するように、過去3年間も三分五厘の結果が続いた。
■2018年「三分五厘」
2018年には、下記のような災害が発生した。
・2018/01/23:草津白根山噴火、犠牲者1人。
・2018/06/18:大阪府北部地震、M6.1、犠牲者6人
・2018/06/28~07/08:平成30年7月豪雨(西日本豪雨)、犠牲者263人
・2018/08/28~09/05:台風21号、犠牲者14人。
・2018/09/06:北海道胆振東部地震、M6.7、犠牲者42人。
・2018/09/21~10/01:台風24号、犠牲者5人。
このように、この年は2つの大地震と西日本豪雨が発生し、たしかに三行半を突き付けられた。
■2019年「三分五厘」
・2019/06/18:山形県沖地震、M6.7、最大震度6強、負傷者43人。
・2019/08/27:令和元年8月の前線に伴う大雨
・2019/09/05日~10:台風15号、犠牲者1人、負傷者148人。
・2019/10/06日~13:台風19号、犠牲者99人、負傷者約400人。
長野県でも甚大な被害をもたらし犠牲者15人、負傷者45人の人的被害が出た。
・2019/10/25~26:令和元年10月25日の大雨、犠牲者13人。
■2020年「三分五厘」
「今年も台風や大水など災害には注意が必要だが、実りの秋を迎えられる」との総評が出た。
「昨年より悪いので、注意が必要」とも。
このように3年連続で「三分五厘」という凶兆となり、また総評では台風や大水などの水害に注意となったので、TOCANAでも警告する記事を書いた。
そして、下記のような疫病と災害が起きた。
・2020/02~:新型コロナウイルス
・2020/07/03~:熊本県で令和2年7月豪雨、犠牲者82人
新型コロナだけの影響だけでも、十分に「三行半」を突き付けられたといえる1年となった。
■YouTubeで紹介予定?
これ以上の詳細は、今月前半に何とかYouTubeで説明したい。
場合によっては、1/15の筒粥神事の結果発表後になるかもしれない。
また諏訪大社以外の粥占の結果については、明日以降に紹介したい。
※ある人から頂いた本。
私のような「諏訪大社オタク」でも知らないことが書かれているかな。