zakzakの記事で、木星と土星が800年ぶりに大接近し、かつ「惑星直列」ができるが、それが大きな地震と関連があるかどうかを検討する。
過去の自分の研究では、それに類似した条件の天体配置で東日本大震災や大正関東地震などが起きているので、検討する価値はあると考えている。
■「惑星直列」
2020/12/18の『zakzak』の記事は、「木星と土星が800年ぶり大接近する「惑星直列」 天変地異が起きる予言も」と題したもの。
この記事は、お馴染み武蔵野学院大学特任教授・島村英紀が書かれたもの。
12/21(月)の夜から翌日にかけて、木星と土星が約800年ぶりに大接近する。
土星と木星という太陽系で最も大きな2つの惑星が接近すると、地球上でどのような影響があるのか、ないのか。
昔から言われているような、大地震などの天変地異が起きる可能性はあるのか?
島村氏は、いわゆる「惑星直列」と呼ばれる現象が起きても、太陽や月の引力の10万分の1以下の相対的な力しかない土星や木星が何らかの影響を与えるとは考えられないとしている。
それは地震学者としては、もっともな意見だろう。
■「惑星集合」
だが、私は疑似科学ではなく「未科学」的立場から、「惑星集合」が大地震の発生に影響を与えることは、あり得るかもしれないとして研究を続けている。
「惑星集合」とは、地球を中心として見て、黄道上の狭い範囲(90度くらい)に太陽・月・惑星などが多く集まることをいう。
西洋占星術の知識がある人以外は、そう言葉で言われても何のことやらわからないだろう。
それで、実際に大地震が起きた例をホロスコープで示す。
とはいっても、ここでは占星術を信じる・信じないとは全く関係なく、ホロスコープという単に占星術の手法を借りて研究しているだけの話だ。
ちなみに、欧米では天文学者など科学者の中にも占星術マニア的な人がいて、ホロスコープ描写などの方法論では、科学者もケチを付けられないほど正確さはある。
■惑星集合時の大地震の例
まず、下記の天体図は仁和地震(887/08/22、M8-8.5)発生時のもの。
この地震は、南海道沖または南海トラフ全域が震源域とする説がある。
これを見ると、ピンクで示した部分で90度以内に7つほどの天体が集合していた。
次は、安政東海地震(1854/12/24、M8.4)。
南海トラフ巨大地震のうちの東海地震の一つだ。
ここでは、90度以内に7つの天体が集合している。
次は、大正関東地震(1923/09/01、M7.9)の時の図。
7つの惑星集合があったが、この時には占星術でいう「カイト」という特別なアスペクト(複数の天体による角度)ができていた。
カイトは西洋凧のことだが、120度や180度のアスペクトが重なって下記の図のような形になる。
次が、東北地方太平洋沖地震(2011/03/11、M9.0)の時のもの。
7つの天体が集合していた。
この時には、60度くらいの狭い範囲内に7つの天体が集まっていて、やはりこのような条件が巨大地震のトリガーとなるのだろうかと思えてくる。
もっとも、そう断定するためには、もっと多くの事例を集めなければならないが。
■惑星集合
木星と土星の最接近の話に戻る。
ホロスコープ上では、地球から見て土星と木星がほぼ同じ角度に見えることになる。
天文学用語でいうところの「合」だ。
占星術では「コンジャンクション」と呼ぶ。
そして上記ホロスコープのように、90度以内くらいに7つの天体が集合している。
ただし、今回の場合は惑星集合という視点ではそう狭い範囲に集まっているわけではない。
また、大地震の時には上で示したように惑星集合ができていることが多いが、可逆的に惑星集合が起きている時に大地震が起きやすいかというと…。
そう断定的には言えない。
やはり、それにプラスアルファがあって、大きな地震が起きるのではないか。
それが、満月・新月、スーパームーン、日食・月食のような月の位相によるものや、カイトのような特殊な天体配置や、その他の要因なのかもしれない。
■今日の前兆現象
まず、ちび子の運動量。
また、体感では先ほど耳圧+耳鳴りがあった。
※今の世界では全人類必読の知識ではないか。
一時はフェイク扱いされたかもしれないが、次第にエビデンスも出てきた。