11/7に台湾南東部のスタジアムで大量のミミズが出現したが、過去のミミズの地震前兆事例は非常に多く、その例を示しつつ今回のケースが大地震の前兆である可能性を検討する。
2020/11/07に、台湾南東部・台東県の台東県立体育場(陸上スタジアム?)で、ミミズが大量に発生した。
11/7にスタッフが、競技場のグラウンドで大量のミミズが這っているのを見て驚いた。
スタジアム長は、雨上がりに野原を這うミミズは珍しくないが、これほど大量に出現するのは、ほとんど前例がないことだと語った。
このため、この日は競技が行われる予定だったのが、ミミズを一掃するのに2時間もかかってしまった。
下記に、YouTubeの台湾のニュース映像を埋め込んでおく。
ミミズとかナメクジとか、名前を聞くのもイヤとか、1匹ぐらいは平気だけど大量でひしめいている映像を見ると卒倒するかもという人は、見るのを控えてください。
私が見ても、半端なくキモイです。
恐らくだが、この映像はスタジアムのグラウンドを這っているところではなく、回収された後に入れ物か何かに集められたところではないか。
クコみたいな赤い粒は、なんだかわからない。
■ミミズの地震前兆
これまで私は、地震前兆研究家として、宏観異常現象のうちで特に動物の異常行動の事例を多く収集・研究してきた。
といっても、「ミミズを数匹見た」ぐらいでは通常は関心をもたない。
やはり、大量出現があったケースに重点を置いて調べている。
ミミズの異常行動が地震前兆として考えられていたのは、日本ではかなり昔からあった。
安政南海地震(1854/12/24、M8.4)の前には、多くのミミズが地面から這い出して息絶えたという。
かなり寒かっただろうから、当然だろう。
お馴染みの、阪神・淡路大震災(1995/01/17、M7.3)の『前兆証言1519!』では、「爬虫類など」に分類された40ケースのうち、30%がミミズに関するものだった。
香川県高松市では、前年9月にマンションの駐車場で大量のミミズが、1メートル四方に4匹程度の割合で息絶えていた。
周囲は畑になっていて、そこから這い出てきたものと思われる。
この場合、4か月ほど前の出来事で、果たして地震前兆だったのかという疑問が生じるが、地中の生物は陸上生物よりも早く前兆行動が見られることが多く、あり得る可能性だろうと考える。
故池谷元伺教授は、1995年1月17日の阪神・淡路大震災(M7.3)の前にミミズの穴がたくさんあるのを見て、不思議に思ったという。
■台湾の地震前兆
台湾でも、大量のミミズの出現の後で大きな地震が起きた例がある。
1999年10月の台湾大震災(921大地震、Mw7.7、犠牲者約2400人)の直前にも、ミミズの大群が目撃されている。
2016/10/06朝にも、台湾で大量のミミズが出現した。
その15時間後の2016/10/07 0:51に、台湾・花蓮兼沖でM5.8の地震が起きた。
規模は比較的小さいが、直後に地震が起きた例の可能性がある。
その際のYouTube動画を埋め込んでおく。
上記のYouTube動画同様に、キモイのでご注意を。
台湾の件に話を戻すと、このスタジアムは台湾東南部の海沿いの土地にあって、地震前兆だとすれば規模が大きい海溝型地震の可能性も考えられる。
そうなると、石垣島や宮古島など沖縄県でも規模によっては揺れないとは限らない。
下記マップでは、1900年以降に台湾で起きたM6.0以上の地震の震源を示す。
約120年間で、183回起きていた。
この120年ほどで台湾で起きた大地震は、最大でM7.8くらい。
巨大地震はないものの、内陸地震も多く、たとえM6クラスでも大きな被害が出たケースが多い。
この記事は、Facebookの台湾の地震関連グループにも流して注意を促すことにしたい。
■今日の前兆現象
ばけたんの点滅がけっこうあるので、それだけ書いておく。
2020/11/09 記録は18時以降
RE::故障
霊石:18時台:青1回、19時台:赤1回、20時台:赤1回、21時台:赤1回、22時台:赤1回
PRO:なし
※昨年の台風・豪雨の被害で思い知らされた人も多いだろうが、現代では災害対策として最優先すべきものは「電源」。
私などは、停電すれば仕事にならなくなる。
愛用のモバイルバッテリーは容量が20000mAhもあり、1日で使い切った試しがないが、保険のようなものだ。