10/30夜のトルコ・アナトリア地震・津波(M7.0)では、捜索が続いていて今後も犠牲者が増える恐れがある。
この地震と津波から災害大国の日本人として学べること、教訓になることがあるかどうかを検討したい。
今日11/1 11:54のNHKニュースによると、トルコ・ギリシャ合わせて犠牲者が41人になった。
更に現在でも倒壊した住宅から生存者の捜索が続いている。
これまでにトルコでは39人が犠牲となり、896人がけがをし、ギリシャでは犠牲者が2人で、19人がけがをした。
■建物の倒壊
まず、下記のYouTube映像では、あるビルが崩れていく光景がある。
最初から6:45程のところだ。
これを見ると、ビルというのはこんなにも脆く崩れていくのだろうかと唖然とさせられる。
もっとも、日本ではもっと耐震基準が厳しく、またこれらの崩れたビルは古い建築物で、トルコでも現在はもっと耐震基準が厳しくなっているのだろうが。
■がれきから救出された十代の少女
昨日10/31午後(現地時間)、倒壊したビルのがれきの中から、3人の人々が救出された。
母親と子供2人だった。
母親の夫が建物の内部の構造を説明し、8人くらいの救助隊が入っていって救助活動を行ったようだ。
その子供かどうか不明だが、下記のYouTubeでは、十代と思われる少女が発見された時の映像がある。
足などを負傷しているようだ。
■頭を護る
下記の映像は、トルコの食品製造会社で働く人々が地震発生の瞬間に作業机の下に頭を伏せる行動を取っている。
これは、机の下に体全体が潜り込めない状況で、最も重要な頭だけを護っているということで、適切な行動だと思われる。
恐らくこの揺れでは(震度6弱以上?)、歩くことなど難しいだろう。
多少揺れが弱くなってから、部屋の外へと避難した。
上で最初に埋め込んだYouTube動画は、自宅で地震に遭った子供たちの行動を捉えていた。
もう一度貼りつけておくが、3:50ほどのところからだ。
子供たちが、一度テーブルの下に隠れようとしたのに、出てきてしまう。
そして泣いているだけで、パニック状態になったのだろうか。
地震発生時の対処方法を教育されていないのだろうかと疑問が沸く。
■被害は一部に集中、地盤影響か
下記のニュース記事では、トルコの被害は一部の地域に集中しているという。
トルコの地震専門家は地元メディアに、一部地域に被害が集中したのは、軟らかい地盤が影響したと指摘した。
現場周辺は埋め立て地で地盤が軟らかいため、被害が拡大したと説明した。
以前から何度も書いていることだが、どんなに耐震性能が優れた住居を建てても、それが建つ地盤が軟弱ならば、何の意味もない。
近年では阪神・淡路大震災や熊本地震で明らかになっているが、大地震から命が助かりたければ、「地盤」→「建物の耐震性」の優先順位で考えるべきだ。
今回のトルコでは、まだ耐震基準が古い建物が多く残っていて、倒壊した建物が多かったのかもしれない。
■コロナ禍でトルコとギリシャは?
私は今年のコロナ禍が起きてから、パンデミックの中で大災害が起きた際の危険性をいち早くTOCANAで訴えた。
今週、私のnoteマガジン『【週刊】大地震・災害前兆ウォッチ』で詳しく書いたように、黒潮大蛇行が完全消滅した可能性が高くなってきた。
そうなると、感染症対策の大家である東北大学の賀来満夫教授(当時、感染制御学)が語る「大規模災害の発生時には感染症は必ず発生します」が重く響いてくる。
それは、今回のトルコ・ギリシャ地震でも言えることだ。
トルコでは、COVID-19の感染者数は37.5万人。
犠牲者数は1万人余り。
ギリシャでは、感染者数は3万9千人。
犠牲者数は、626人。
ただし、トルコでは陽性でも症状がなければカウントしないなど、政府が実数を明かさないと内外から批判を浴びている。
■日本も明日は我が身か
今後の日本でも、黒潮大蛇行の消滅によって南海トラフ巨大地震や首都直下地震の発生リスクが急上昇すると考えていて、そうなればオリンピック中止どころではなく、もっと大変な事態を考慮しなければならないだろう。
上記の4/27のブログ記事で紹介しているTOCANAの記事では、過去の内外の大災害発生時に、どんな感染症が蔓延していたかを詳しく書いている。
■今日の前兆現象
まず、ちび子の運動量。
ばけたんは、23:30時点では大して多くない。
2020/11/01 記録は19時以降
RE::故障
霊石:19時台:青1回、22時台:赤1回
PRO:なし
※昨年の私の大腸がんは、運動不足、座りすぎ、肉食過多、ビタミンD欠乏などにより免疫機能が弱くなっていたことが原因だった。
ビタミンDは日光浴ぐらいで補えるものではない。