気象庁は9月10日、ラニーニャ現象が発生したとみられると発表したが、この期間中は大地震・火山噴火・水害が多発することがわかっていて、そのことを過去データの解析結果とともに示す。
ラニーニャの発生は2017年秋以来3年ぶりで、来年2月頃にかけて続く可能性が高いという。
ラニーニャは太平洋赤道域東部(ペルー沖)の海面水温が基準値よりも低くなる現象。
エルニーニョ現象はその逆で、同じ海域で計面水温が高くなる。
この期間中は、世界的に異常気象を引き起こす傾向がある。
米国では、大型ハリケーンが多く発生することや、カリフォルニア州など南西部では気温が高く乾燥した天気となり、大規模な山火事が長期化することを警戒している。
■日本の冬の傾向
ラニーニャ現象が発生すると、日本では冬に寒くなる傾向がある。
ラニーニャ期間中は、太平洋の赤道付近の海面水温が低くなる一方で、西方の日本あたりまでは逆に平年よりも高くなる。
だが温かい海は雲が多く発生し、上昇気流が発生する。
その結果として日本列島に寒気が流れ込みやすくなるという。
ラニーニャ現象以外にも、今回はエルニーニョ現象、インド洋ダイポールモード現象、黒潮大蛇行の発生の有無と国内の大地震の発生に関係があることを、データと共に示したい。
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