今年はクマ出没が多発し人的被害も多いが、主要因はエサの凶作としても、それ以外に地震前兆の原因もあるかどうか検討する。
今年はクマの出没が多く、4~9月は全国で1万3千件に上り、過去5年で最多となった。
この背景には、エサであるドングリ、つまりブナの実の凶作が理由だという。
ブナは23都道府県のうちで今年は17府県が凶作だった。
だが、東京農業大の山崎晃司教授(動物生態学)は「エサ不足だけでなく、複合的要因の可能性がある」と指摘し、人口減少の影響に注目している。
高齢かや過疎化によって、クマの行動範囲が人里に広がっているのではないかということだ。
■地震前兆もあるか
私自身も、今年の異常なクマ出没の多さは、地震とは別要因があるのだろうと、一つ一つの出没事例を詳細に調べなかった。
だが、たとえ上記のような原因が主要因だとしても、ほかに地震の影響はないだろうか。
このような現象を検討する人々は、もともと地震のことなど眼中にないのだろう。
そんなオカルトじみた説に付き合ってはいられないと。
このように考える理由の一つは、今年の秋になって本土の内陸で、石川県加賀地方M4.6、福井県嶺北M5.0、静岡県西部M5.0といった強めの地震があったことだ。
■福井県と石川県の出没
そこで、自分自身でもこれらの地震とクマ出没の関係が確信がもてなかったので、クマ出没地点を詳細に調査してみた。
まず、下記が福井県から石川県にかけての日本海側の出没マップ。
上記のマップでは、赤字で書いたものが今年の出没事例で、緑色の字で書いた3件は、昨年夏のケース。
うち2件は、9/4のM5.0の震源に比較的近い。
そして今年の出没は、9/2のM4.6と9/4のM5.0の震源を避けるようにして出没しているように見える。
■静岡県と愛知県の出没
次に、東海地方のクマ出没事例を見てみる。
これを見ると、9/27の静岡県西部M5.1の震源の周囲では、クマ出没がないのは、たまたまだろうか。
時間の関係で今日はできなかったが、こちらも昨年の出没地点を調べてみたいものだ。
そして昨年は地震の震源に近いところで出没が目立てば、クマたちが震源より遠くへと移動した可能性が出てくるということだ。
■長野県北部M5.2の地震の前の出没
2018/05/12 10:29に、長野県北部でM5.2、最大震度5弱の地震があった。
この年は全国的にクマ出没が多かったが、この震源とその前のクマ出没の位置を記したマップを載せておく。
これを見ると、クマの出没が地震の震源を囲むように起きていた。
■鳥取県中部地震の前の出没
2016/10/22 14:07に起きた鳥取県中部地震(M6.6)では、1ヵ月ほど前からクマの出没が多発していた。
詳細は下記のブログで書いている。
以上のような例も含めて、クマと地震の関係については慎重に検討する必要がある。
真相はクマさんたちに聞いてみないとわからないが、一つの可能性として調べてみた。
「クマ出没情報ブログ」というのがあって、この貴重なサイトがあってこそできる研究だ。
■今日の地震前兆
昨日と今日、頭痛体感があって頭痛薬を飲んだ。
低気圧接近要因は、いずれも全くなかった。
ばけたん点滅は以下の通り。
多忙で記録できない時もあったので、もう少し多い。
2020/10/26 記録は19時以降
RE::故障
霊石:19時台:赤1回、21時台:赤1回
PRO:なし
また、今日は1日中Wi-Fiが遅い。
うちのインターネットはソフトバンクのWi-Fiで、もともと遅いのがもっと遅くなると仕事に差し支える。
必ず地震前兆とは限らないが、別要因が重なるので、注意が必要かもしれない。