太平洋で海面水温が低くなるラニーニャ現象が今秋に発生して、自説では日本で大地震が増える傾向があるのと厳冬・豪雪の傾向となる。
そこで今日は、ラニーニャ現象が発生中の気象・地震・噴火の傾向について解説する。
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなる状態が1年程度続く現象のこと。
これに対して、ラニーニャ現象とは、逆に同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象のこと。
■ラニーニャ現象の気象の傾向
まず、一般に言われるラニーニャ現象発生時の特徴は、日本で厳冬、豪雪となる傾向がある。
次に、これは科学の定説となっていないことだが、というか自分が発見したと思っていることだが、国内で大地震や火山噴火が多くなる傾向がある。
いつも書いているように、あることを自分が発見したかどうかには無頓着で、例え他の人が最初に発見していたことがわかってもショックではない。
そういうことの確認にエネルギーを費やしている余裕はない。
問題は、それが真実であるかどうかだ。
■ラニーニャ発生中の大地震
過去に、ラニーニャ現象の存在がわかっていたのは、20世紀初頭にさかのぼる。
最初のラニーニャ現象の発生は、1903年春~1904年春とされている。
そして今回の一つ前のラニーニャ現象は、1017年秋~2018年春に起きていた。
マリアさんに、ラニーニャが発生すると火山噴火が多発すると伝えたら、さっそく10/4のブログで紹介してくれた。
■東日本大震災なども
ちなみに、2010年夏~2011年春のラニーニャ期間中には、スマトラ島沖地震(2010年、Mw7.9、犠牲者400人以上)、ムラピ山噴火、新燃岳噴火などが起きた。
そして終息間際の3月には、東北地方太平洋沖地震も発生した。
地震学者の方々は専門バカと言ったら怒られるけれど、中々自分の専門外に関心をもってくれない。
そこで私の出番となってくるわけだが、専門の方々がやってくれるのが一番良いに決まっている。
私は他の人たちがやってくれないからしょーがなくやるということが多いが、もっと海洋現象に幅広く目を向ければ、色々な「気づき」がもたらされると思うのだ。
■大地震が多発
これは詳細は自分の有料のnoteマガジンで書く予定だが、過去の大地震データを解析すると、ラニーニャ現象との相関関係が見えてくる。
以前はエルニーニョの方が顕著だと思って研究を進めたり書いたりしてきたが、最新の研究ではどうもそうでもない。
結果だけ書くが、過去のM6.0以上の大地震は、ラニーニャ発生中は期待値の2倍以上多く起きていた。
この原因を推定するとすれば、やはり「海水温」だろう。
ラニーニャ現象発生時には、太平洋の東方の赤道付近では海面水温が低下するが、西方では逆に高くなる傾向がある。
ラニーニャが始まったのを機に、そのへんと地震多発の関連性を探ってみることにしたい。
※驚くほどの大容量で災害時に活躍しそう。
やる前から結果はわかっていた。