この記事は今日の1本目の内容に関係したもので、今日掲載されたTOCANAの私の記事の内容の一部を更に研究した結果となっている。
それは、内陸で大地震が発生する前に気温の急激な上下が見られるということ。
今日の2本目のこの記事は、今朝掲載された私が執筆したTOCANAの記事を読んでいないと前提的な内容がわからないだろう。
また、今朝の1本目の記事では、そのTOCANAの記事を補足して更なるデータと共に解説しているので、こちらを先に読まれることを薦める。
大規模な内陸地震の前には、かなりの気温の変化が見られる。
そのことは、今朝掲載されたTOCANAの私の記事の2つの内容のうちの一つだ。
もう一つは、猛暑の夏の後に大地震が発生する傾向についてだが、こちらよりも、前者の方が確度が高い。
■多くのデータを検証してみた
そのことを更に確認するため、今日は国内の内陸が震源となったM6.0以上の地震について調査した。
このような研究は、日々の気温データが得られないと難しいため、あまり過去に遡っての調査はできない。
また海外の内陸地震についても同様だ。
今日は台湾の地震についても調べようとしたが、そこでつまづいた。
■大地震の前の気温の上昇・下降の例
調査の結果わかってきたのは、大きな地震の前には、数日前から1日前に気温がピークに達することが多く見られる。
以下に、その例を2件ほど示す。
◎岩手・宮城県内陸地震
2008/06/14 8:43:岩手・宮城県内陸地震、M7.2、最大震度6強、犠牲者・行方不明者23人。
地震の4日前に最高気温がピークとなり、翌日から下降し、前日にまた少し上昇して急下降して発震となった。
ピークから地震当日の温度差は8度以上ある。
◎山形県沖M6.7
2019/06/18 22:22:山形県沖、M6.7、最大震度6強。
地震の4日前にピークとなり、その3日後に8度ほど急下降し、翌日に3度ほど上昇して発震した。
■全体的な傾向
これまでに調べた結果では、日本の内陸で発生する地震は、1~7日前に気温のピークがある。
その後に急下降して、気温の谷間に達した時に発震するか、または再度上昇を始めたところで発震する。
そういうパターンがよく見られる。
これまで調べた大地震のデータを見てみると、この規則性は普遍的なものではないかと思えてくる。
ただし、海外の地震を調べてみたら異なる傾向が出てくる可能性はあるかもしれないが。
ある地域で、急激に気温が上昇した場合は、大きな地震に注意することができる。
ただし、これは主に内陸を震源とする地震について言えること。
また、もちろん気温は地震前兆だけで決まるわけではなく、あくまでも通常の気温にプラス地震前兆現象としての気温の急変がある
詳細のデータも含めて、より詳しい内容は、私の単独のnoteマガジン『【週刊】大地震・災害前兆ウォッチ~南海トラフ・首都直下地震等』の来週初めの号で書く予定だ。
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マリアさんとのコラボマガジンとは別に、私が単独で発行している定期購読マガジン『【週刊】大地震・災害前兆ウォッチ~南海トラフ・首都直下地震等』は、このマガジンを定期購読されている読者の方々のみ読むことができる。
いま調べてみて初めて知ったが、「購読月以外に追加された有料記事は別途ご購入いたく必要がございます」ということらしい。
自分は他の人の作品を有料で購入したことがないので、よくわかってないこともあるが、例えば10月から定期購読を始めた方は、9月以前の記事は読むことができない…と思う。
プロとして研究・執筆を行っている関係上、今回のように時間とエネルギーを費やした研究内容は、こちらのマガジンで発表することが多くなる。
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■今日の前兆現象
ちびこの運動量は以下の通りで、今朝も1万回超えだが、まだ対応する地震は起きていないようだ。