今日TOCANAに掲載された私が執筆した記事は非常に重要で、太陽黒点の「大極小期」に入ったことで今後数十年間あるいは数百年間に巨大地震が多発する可能性について書いている。
まず、基礎知識として、太陽黒点が増減する周期について書いておく。
太陽の黒点数は、約11年周期で増減する。
それに加えて、350年~400年の大周期があることがわかり、現在はちょうどその大極小期にあるという。
この太陽の大極小期(Grand Solar Minimum)という概念は、英ノーザンブリア大学の数学・物理学・電子工学の専門家ヴァレンティナ・ザーコバ教授が、学術誌「Temperature」に発表したもの。
詳しくは、下記の今日のTOCANAの記事を読んでみてください。
『【警告】ついに太陽黒点が激減「大極小期」に突入、まもなく巨大地震発生へ!! 過去データで相関確定、氷河期も併発で絶望的時代到来!』
■太陽黒点数とM5.0以上の地震数の逆相関関係
TOCANAの記事で紹介した、太陽黒点数とM5.0以上の地震数を重ねた折れ線グラフでは、明らかに逆相関関係が見られる。
ただし、20世紀前半頃はUSGSの収集データが少ないためか、顕著な傾向は現れない。
データが少なくても、日本の歴史的な大地震は太陽黒点の谷間(現象期)で起きていることが多い。
このような関係は、緯度が低い地域つまり赤道直下あたりの国々の方が顕著に表れるのではないか。
そう考えて、インドネシアのデータを使用してみた。
■「緯度」が重要
満月・新月と地震発生の相関関係の研究では、地震が起きる場所の「緯度」が重要であることがわかっている。
同様に、太陽の何らかの「力」も、赤道に近くなるほど影響が大きくなるのではないか。
そのため、日本よりも赤道直下のインドネシア付近の方が太陽黒点と地震の顕著な相関関係が現れるのではないかと考えた。
■地球の試練
というわけで、これから地球にとっての「試練」の時期が始まるのかもしれない。
大地震の増加だけでなく、ミニ氷河期によって、過去のマウンダー極小居のような河川の凍結、不作、飢餓などが起きるとすれば大変だ。
さらに、経済分野の研究によれば、太陽極点の極小期では、過去にはブラックマンデー、アジア通貨危機、リーマンショックのような世界的な経済危機が繰り返し起きていたという。
このように、このような研究が妥当なものであるならば、地震などだけではなく、人間の精神活動にも大いに関係しているということになる。
そのために、ここで書いたことは1回読んで終わりではなく、内容を受け入れられるという方は、ずっと胸に刻み付けておいていただきたいものだ。