【台風】粥占で水害に要注意と出たのは「台風10号」被害か?+黒潮大蛇行発生中は大水害が多発+雨戸の重要性

2020/09/06

予言

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今年の粥占では、3月の九州のいくつかの神社で「水害に注意」と解釈できる結果が出たが、これは令和2年7月の九州などの豪雨災害で終わりではなく、まだこれから九州で台風10号による豪雨災害があるということなのか。

また、水害の減災にとって「雨戸」の存在が重要であることを説明する。


■粥占:やはり九州は要注意か?

私が粥占に注意を向けるようになったのは、いつ頃だろうか。
そう思って検索してみると、ブログ開設間もない頃から書いていた。

2005/03/20の「えっ、神社の行事で地震を予言…???」と題した記事だった。



その5日前の3/15に佐賀県みやき町にある神社「千栗八幡宮」で行われた「お粥試し」で、「地震大いに見ゆ」と出た。

その5日後の3/20に、福岡県西方沖地震(M7.0)が発生した。

だが、その後に毎年の粥占の結果をチェックするようなことはなく、10年ほどが過ぎた。

2014年3月に、TOCANAで諏訪大社の筒粥神事についての記事を書いた。


■3月に警告していた今年の水害

今年3/16の記事では、九州の各神社の結果が出そろったことで、今年の粥占の結果の概要が見えてきたことを書いた。



以下に、水害に注意が必要ということを示唆した結果が出た3つの神社を紹介する。

◎大学稲荷神社(福岡県久留米市御井町)

2020/02/09「初午祭(はつうまさい)」
ここでは、「流行(はやり病)」が「大いに見ゆ(要注意)」と出た。

また、「大水」「大風」の兆候があり、局地的な豪雨に注意が必要という。

はやり病は、既に世界的なパンデミックとして現実となった。

令和2年7月豪雨では、熊本県の球磨川で、まず最初の(?)水害が発生した。
福岡県では、犠牲者が2人出て、負傷者も6人出た。

◎筑紫神社(福岡県筑紫野市)

2020/03/15「粥占祭」の結果は、「稲作 中上」「麦作 中」「雨 少なし」「風水害 兆しあり」となった。

判断が微妙なところだが、風水害は兆しがあるということだ。

◎千栗(ちりく)八幡宮(佐賀県三養基郡みやき町)

2020/03/15の「御粥試」では、大風、大水、地震は中間の「見ゆ」となった。
人の心の動きを示す「事故」は、唯一「大いに見ゆ」。

この神社の粥占は、2016年の熊本地震発生を予言していた。
だが、令和2年7月豪雨では、佐賀県は犠牲者が出ていない。

水害とは限らず、地震かもしれないが、要注意だ。

■台風10号の動向

次に、現在接近中の台風10号の動向について。
現時点(9/6 19:00)では、下記の図のように、九州はすでに暴風雨圏内に入っている。



このままでは、粥占で要注意と出た神社がある福岡県と佐賀県は、たしかに特別に気を付けなければならない。

現実に、福岡県や佐賀県では避難指示が出されている。

もっとも、粥占を行わなくなった神社ばかりの県は、非常に残念だ。
たとえ行っても、農作物の収穫ばかり占っていては、災害などの禍についてはわからない。

■百瀬のヴィジョン

今日未明9/6 1:00頃に、寝ようとしていて、ヴィジョンを見た。



よく考えると、今回の台風10号に限っては、関東地方は甚大な被害が出る恐れはない。
やはり、これから九州でこれに対応することが起きるのだろうか。

もっとも、タイルの床が多少浸水するほどの状況では、それほど大きな被害とはならないかもしれないが。

■雨戸の重要性

昨日だったか、テレビニュースで、どこかの家でサッシ窓にビニールテープを×印に貼っていた。
あれを見て、「雨戸があれば、そんな手間をかけずに済むのに」と思ったものだった。


普通の民家ならば雨戸があり、商店などではシャッターがある。
もっとも、最近の民家では、後述するように雨戸がない家が増えているという。

たとえばマンション住まいで、猛烈な台風が接近のニュースを見て、はじめて雨戸がないことに気づいても遅い。

台風被害が多い日本では、安土桃山時代の頃から家屋に雨戸を取り付けるようになったという。

マンションに雨戸が無いのは、一つには雨戸が落下して被害が出ることの危険性を考慮した結果だという。

■雨戸がない家が増えている

一戸建ての家でも、最近は雨戸がついていない家が多いという。
その理由は、コスト削減やデザイン重視ということが多いようだ。

昨日見たテレビ番組では、家を建てるときには、雨戸の有無などがある程度選択の余地がある場合があるという。

雨戸なしの家を建てて、その後に台風で飛来物が窓を直撃して、はじめて雨戸の大切さを思い知ったという人もいる。

このへんの事情は、地方によって、かなり違うようだ。
いちいち調べるまでもなく、過去にどれだけ甚大な被害があったか、なかったかによって異なるのだろう。

北陸や近畿地方では、雨戸などあっても閉めないという人も多いようだ。
それに対して、過去に台風被害が多かった三重県などでは、雨戸があるのが普通のようだ。

素朴な疑問だが、マンションなど集合住宅で雨戸が問題あるならば、窓シャッターを取り付ければ良いではないかということ。

そのようなニーズに応じて、後付けで取り付けられる窓シャッターもあるようだ。

雨戸がない家では、今回は無理としても、そのような後付け雨戸や窓シャッターの取り付けを考えてみてはどうだろうか。









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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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