先日久しぶりにリシルさんの地震予測が出たが、またフッガービーツ氏の最新予測も公開されたので紹介する。
また例の神奈川の異臭の件だが、ラドンガスと関連しているのではないかという読者の意見があるので、検討してみる。
震度5~6揺れそうです!関東甲信越地方要注意です!
今日未明2020/08/22 2:32に長野県北部でM4.1、最大震度3の地震があったが、これなのかもしれない。
もっとも、リシルさんは誰よりも早く体感をキャッチすることが多く、1週間後にやっと強めに揺れたということもあるので、まだ確言はできない。
■フッガービーツ氏
次に、オランダの地震予知研究家フランク・フッガービーツの8/21更新の最新の地震予測を。
8/22~25の天体配置から、8月最後の週は危機的な地震活動、場合によってはM6~M7クラスまたはそれ以上の地震があるかもしれない。
最後の週とは8/24の週だと思うが、月齢的には上弦の前後ということになる。
いつものように、世界のどこで起きるとは明示していない。
■イオノグラム
次に、名前を伏せるが、今日ある読者の方からいただいたメールで、興味深い点があるので紹介する。
昨日の記事でも書いた、6月上旬から始まった三浦半島の「異臭」の通報が相次いだ件。
その人によると、異臭が通報された6月4日、6月29日、7月17日、8月21日は、市川のラドン濃度の上昇と比較的リンクしているように見えるという。
関東沿岸の海底の何処かで、岩石が裂けてラドンが放出され、海面に上昇したものが市川の観測点で検出されるのと同時に、天然ガスも放出され、風に乗るなどして三浦半島まで届いたのではないかと。
ラドンガスは本来は無臭だが、海底のヘドロが攪拌されて悪臭が付着するなどしてという可能性はないかという。
■異臭とラドンガス濃度
興味深い着眼点なので、その4回の異臭があった時点の、市川のラドンガス濃度を再度調べてみた。
以下に、月ごとの市川のラドンガス濃度のグラフを示すが、もしかすると関係あるかもしれない地震も付記している。
6/29の異臭に関連するかもしれない地震は、7月上旬のグラフに付記している。
■異臭と地震
以上のうち、異臭の通報と最も関係がありそうだと思うのは、以前の記事でも紹介したが、翌日7/18に三浦半島のすぐ西沖で起きた相模湾のM3.5の地震だったかもしれない。
また、昨日8/21のケースなどで、住民から「海の方から匂いがする」という声も出ているのが一つの着眼点かもしれない。
そうなると、やはり昨日私が書いたような、西之島の海底火山の活動によるものなのか。
ただし、この場合はやはり、西日本や東北あたりにも異臭が届いても良さそうなものだが、その点がネックとなる。
昨日の異臭は、たとえ地震前兆だとしてもまだ対応する地震が起きていないだろうし、またこの記事で書いた予測などもあるので、念のため注意した方が良いだろう。