今日8/16夕刻に、東京都大田区から横浜市にかけて、西の空に太く巨大な積乱雲が観測されたが、ちょうど静岡県中部で地震が起きていたので関連性を検討する。
■「巨大積乱雲の影」
今日8/16夜更新のウェザーニュースで、「巨大積乱雲の影」と題した記事が目に入った。
「16日(日)に東京で発生した巨大積乱雲は、日が落ちて、雲に巨大な影を落としています」とあり、太く巨大な積乱雲が写された写真が多数載っている。
東京都大田区、多摩市、横浜市港北区・旭区、川崎市幸区などで撮影された読者からの投稿写真が掲載されている。
■衛星画像をチェック
私はいわゆる巷でいうところの「地震雲」には慎重に検討することにしている。
地震前兆研究家を名乗っている以上、そうお気楽なことは書けない。
この手の雲の写真は、よくあるパターンだ。
だが、思うところあって、スルーせずに、NICTのひまわり衛星画像サイトを見てみる。
すると、今夕の画像のある部分に注意が向いた。
■積乱雲の正体?
あくまでも可能性だが、この衛星画像に写っている雲が、それではないか。
そして、その頃に、この雲が向いていた「西方」で、下記の地震が起きていた。
発生時刻 | 2020年08月16日 18時40分頃 | |
---|---|---|
震源地 | 静岡県中部 | |
最大震度 | 震度1 | |
位置 | 緯度 | 北緯 35.3度 |
経度 | 東経 138.2度 | |
震源 | マグニチュード | M2.7 |
深さ | 約40km |
■積乱雲の正体?
大田区や横浜市から西の方角に向かっていたという積乱雲と、ちょうど辻褄が合いそうだ。
ただ、問題があるとすれば、M2.7、最大震度1程度の地震で、このようなハデな「地震雲」(?)ができるだろうか、ということ。
このへんが、自分で書いておいて、非常に怪しいと思う部分だ。
一応、こういうことがありましたということで、報告までにとどめておく。